『Idemitsu Asia Talent Cup』~インドネシア人ライダーが初優勝

もてぎで2連勝を挙げたポイントリーダーの江澤伸哉は6位と4位で総合2位に後退

アジアとオセアニア地域のタレント発掘と育成を目的に開催するワンメイクカップ『Idemitsu Asia Talent Cup(イデミツ・アジア・タレント・カップ)』は週末、チャーン・インターナショナル・サーキットで第4戦タイ大会を開催。決勝レース1でハキム・ダニッシュ(15歳/マレーシア)、決勝レース2でヴェーダ・エガ・プラタマ(13歳/インドネシア)が優勝を挙げた。

決勝レース1
2番グリッドのハキム・ダニッシュは4人による優勝争いに逆転する形で競り勝ち、今季3勝目。4番グリッドのヴェーダ・エガ・プラタマは0.046秒差の2位。自己最高位を獲得すれば、3番グリッドの彌栄群(みえぐん/16歳)は0.263秒差の3位に入り、今季3度目の表彰台。

決勝レース2
地元出身のヴェーダ・エガ・プラタマが独走。初優勝を挙げれば、彌栄群は7.407秒差の2位。決勝レース1で4位だったポールポジションのカーター・トンプソン(15歳/オーストラリア)は7.144秒差の2番手でフィニッシュしたが、最終ラップにトラックリミットを超えたことから3位。ハキム・ダニッシュは14.234秒差の7位。

日本勢は、若松怜(わかまつれい/16歳)は5番グリッドから転倒と欠場。小田喜阿門(おだきあもん/14歳)は6番グリッドから転倒17位と13位。江澤伸哉(えざわしんや/16歳)は8番グリッドから6位と4位だった。

チャンピオンシップ
前戦日本大会が終了した時点で4ポイント差の総合2位に位置していたハキム・ダニッシュは34ポイントを加算。ポイントリーダーに返り咲けば、江澤伸哉は7ポイント差の総合2位に後退。総合4位彌栄群は37ポイント差の総合3位に浮上し、総合3位アルソーシ・ハマドは53ポイント差の総合4位に後退した。

次戦マレーシア大会
3週間後に『MotoGP™世界選手権』の併催として、セパン・インターナショナル・サーキットで第5戦マレーシア大会を開催。6週間後には『スーパーバイック世界選手権』の併催として、プルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで最終戦インドネシア大会が開催される。

 

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