KTM、デビュー後の落ち着き
世界舞台に初登場したKTM。現王者のアルヌー・ヴァンサンと元王者のロベルト・ロカテリは、野心を胸に秘めて新シーズンに臨んだが、開幕戦の結果はあまり陽の目を当たることはなかった。
開幕数週間前に初のシェイクダンを実施し、メインスポンサーのレッドブルのカラーに包まれて鈴鹿に登場したKTM。ヴァンサンは9位を走行中の2ラップ目にエンジントラブルが発生し、リタイヤを余儀なくされれば、ロカテリは完走を果たすが、ポイント獲得圏内にはほど遠い23位に終わった。 開発がスタートしたばかりのニューマシンだが、テクニカル・ディレクターのハラルド・バートルは、将来的なMotoGPプロジェクトのスタートであることを示した。「このマシンは、空気力学の視点から他のマシンとは異なっている。さらに、エンジンに関しても全く新しいシステムを採用している。幾つかの部分においては、MotoGPマシン仕様に開発を取り組んでいる。僅か4ヶ月では、ワークプログラムとテストプログラムを消化する時間はない。従い、私たちの本当のレベルに達するには3、4レースは必要だ。」 ヴァンサンは今年実施する仕事量に驚きを覚えている。「僕たちの初GPは、レースと言うより1セッションのテストだった。なぜなら、まだまだたくさんやることがあるからだ。まだ、マシンを熟知していない。まず最初にこのマシンを自分のものにしないと。限界を知らないとね。」アバウト
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