アビンティア・レーシング、スズキとのコラボを検討

2018年に向け、2013年から提携を結ぶドゥカティから、確実に戦闘力が高まるスズキへの変更を検討。

ドイツのモータースポーツ専門ウェブサイト、『SPEED WEEK(スピードウィーク)』は、アビンティア・レーシングが競技規定によるメーカーからの供給台数制限を配慮し、新たな可能性を模索。2018年に提携先をドゥカティからスズキに変更する計画を紹介した。

BQRが母体となった当チームは、2001年から世界舞台への挑戦を開始。2012年から最高峰クラスに参戦すると、2013年9月にはドゥカティ・コルセとの間で2014年からの提携関係に合意。その直後の第14戦アラゴンGPには、計画を前倒しする形でバイクの供給を受け、今年は運営予算から2016年型と2015年型のデスモセディチを入手。

チームマネージャー、ラウール・ロメロは、「2018年はスズキの最初のサテライトチームとなり、スズキと共に参戦したいですが、まずは、プラマックの計画を確認する必要があります」と、最高峰クラス参戦7年目に向けた意向を説明。

オクト・プラマック・レーシングの母体となるプラマック・レーシングは、チーム・ダンティーンと提携を結んだ2005年からドゥカティ・コルセとの関係を築くと、2008年にはファクトリーサポートを受け、サテライトチームとしての活動を開始。ファクトリー契約のニッコロ・カネパやアンドレア・イアンノーネを受け入れた実績があり、今年はダロニ・ペトルッチが実戦でのテストライダーを兼ねる形で2017年型のデスモセディチが供給されている。

チームマネージャーのフランセスコ・グイドッティは、「我々の協力関係は今年で10年目に入り、2018年まで継続します」と、ドゥカティ・コルセとのコラボが長期期間であることを説明した。