決勝レース:マルケス弟がもてぎで3勝目

ツインリンクもてぎで3戦ぶり3勝目、今季3勝目を挙げて総合3位に浮上。ポールポジションの中上は6位。

第15戦日本GPの決勝レースは15日、ツインリンクもてぎで行われ、総合4位のアレックス・マルケスが第7戦カタルーニャGP以来8戦ぶり今季3勝目、当地で3戦ぶり3勝目、キャリア7勝目を挙げ、総合3位に再浮上した。

スタート開始時間が12時20分から13時00分に変更され、周回数が23ラップから15ラップに短縮。気温14度、路面温度15度のレインコンディションの中、第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPのフリー走行2で左寛骨臼(かんこつきゅう)を骨折したことから、前戦アラゴンGPの決勝レースを途中でリタイアした2番グリッドのマルケスがスタートで出遅れたが、ラスト5ラップにトップに飛び出せば、3番グリッドのチャビ・ビエルゲは、1.465秒差の2位に入り、自己最高位と初表彰台を獲得。

ウォームアップ走行で週末2度目の1番手に進出した6番グリッドのハフィス・シャハリンは、3.134秒差の3位に入り、2戦ぶり2度目の表彰台を獲得。12番グリッドのフランセスコ・バグナイアは、4位に入り、3戦を残して新人王を獲得。4番グリッドのマティア・パシーニは5位。

ポールポジションの中上貴晶は、ホールショットを決め、レースの主導権を握ったが、終盤にポジションを落として、6.163秒差の6位。5番グリッドのミゲール・オリベイラ、15番グリッドのフランコ・モルビデッリ、11番グリッドのドミニケ・エガーター、17番グリッドのロレンソォ・バルダッサーリがトップ10入り。

13番グリッドのトーマス・ルティは11位。25番グリッドの榎戸育寛は14位。29番グリッドの長島哲太は、転倒を喫した後に20位でゴール。23番グリッドの水野涼は22位だった。

チャンピオンシップは、総合1位のモルビデッリと総合2位のルティとのギャップが21ポイント差から24ポイント差に拡大。総合3位に浮上したマルケスは、76ポイント差まで接近したが、逆転タイトル獲得の可能性は消滅した。

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