注目度上昇中のブラジル人が他競技で優勝

スーパーモト世界選手権にワイルドカードして、ポールポジションから2レース連続独走優勝

デビュー戦となった開幕戦カタールGPと第3戦アルゼンチンGPで6位に進出、第2戦インドネシアGPで2番グリッドを獲得した18歳のブラジル人ライダー、ディオゴ・モレイアは、『レッドブル・ルーキーズ・カップ』と『Moto3™ジュニア世界選手権』の参戦により、レース経験がある第5戦ポルトガルGPと第6戦スペインGPの2連戦で連続10位に進出した後、第9戦カタルーニャGPの開催地バルセロナ-カタルーニャ・サーキットに移動。

5日から2日間のプライベートテストに参加すると、週末にバルセロナから約180キロメートルのところに位置するアルカラス・サーキットで開催された『スーパーモト世界選手権』の第2戦カタルーニャ大会にホンダ機を持ち込み、ワイルドカードとして参戦。

ポールポジションを獲得すると、レース1で2位に11秒差の独走優勝。2レース目となるファストレースでは2位に5秒差の優勝。3レース目となったスーパーファイナルでは、トップ走行中の4ラップ目に転倒を喫して5番手まで後退したが、優勝者に1.7秒差まで挽回する2位を獲得。第2戦で総合1位、年間総合5位に進出した。

ブラジルのレジェンド、アレックス・バロスに見出され、スペインに活動の場を移してエストレージャ・ガリシア・0,0に所属。1年目の2019年に『ヨーロピアン・タレント・カップ』に初参戦。総合6位の成績が評価され、2020年から『Moto3™ジュニア世界選手権』への参戦を開始すると2年連続の総合11位。2021年には『レッドブル・ルーキーズ・カップ』に参戦して総合6位。

リザルト以上にパフォーマンスが高く評価され、複数のチームが獲得に乗り出したが、新規参戦の『MTヘルメット-MSI』を選択。開幕戦カタールGPのプレスカンファレンスに出席したマーベリック・ビニャーレスからチャンピオン候補に挙げられていた。

Diogo Moreira, Supermoto

 

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