「現時点でファビオ・クアルタラロが最強」

中盤に失速して14位。ポイントリーダーとのギャップが70ポイント差に拡大

ドゥカティ・レノボ・チームフランチェスコ・バグナイアは、シルバーストンで開催された第12戦イギリスGPの決勝レースで1列目2番グリッドから表彰台を争うグループで走行していたが、中盤以降2分01秒台のペースを維持できず、終盤は2分03秒台のペースで周回を重ねて、優勝を挙げたファビオ・クアルタラロから20.913秒差の14位。

ポイントリーダーとのギャップが47ポイント差から70ポイント差、総合2位から4位に後退した。

「何かが機能しなかったのは非常にハッキリしている。週末を通じたペースは良かったけど、レース終盤は、まるで『Moto2™』だった。中古タイヤを履いたときのペースは、今日のレース時よりも3秒以上も速かったから、本当に何が起こったのか分からない。リアタイヤのグリップがなかった理由を理解するために、データを確認する必要があるけど、モーターサイクルの頂点であるチャンピオンシップでは、全てが最高の状態でなければいけないと思う。」

「ポイントを失ってしまったのは、後半戦3戦で2度目。僕たちの責任ではないのに、グッドなリザルトを逃してしまった。ファビオは既にチャンピオンシップを勝ち取った。70ポイントは挽回するには大きすぎる。勝利に向けてトライするという野心は失わない。」

「フロントタイヤはすごく良かった。週末を通じて、ソフトタイヤに良い感じを得ていた。素晴らしいフィーリングをもたらしてくれたけど、リアタイヤにも同じことが言えない。」

「ポイントを失ってしまったのは、後半戦3戦で2度目。僕たちの責任ではないのに、グッドなリザルトを逃してしまった。ファビオは既にチャンピオンシップを勝ち取った。70ポイントは挽回するには大きすぎる。勝利に向けてトライするという野心は失わない。」

「僕たちは週末を通じて良い仕事をした。決勝レースでは何かが起こってしまい、速く走ることができなかった。ファビオの前に位置するために全てを尽くしたけど、現時点で彼が最も強い。常に前を走り、様々な状況で問題が起こらない。僕はものごとをポジティブに考え、前に進むようにトライしなければいけない。」

「前戦はグッドなリザルトを獲得して、今回はポイント差を詰めに行くことが重要だったから欲求不満だ。このような状況は非常に難しい。週末を通じて強く、戦闘的だった。ペースはすごく良かったけど、ファビオはソフトタイヤを履いて、僕たちみんなを圧巻した。僕も週末を通じてソフトタイヤで良い感じがあり、予選も使った。週末を通じて速さを証明した後、本当にナイスなレースにする自信があったから、ものすごくがっかり」と失望の表情を見せながら失速したレースを振り返った。

最高峰クラス42戦目となる次戦の開催地モーターランド・アラゴンでは、昨年の1戦目に17番グリッドから転倒リタイア。2戦目は18番グリッドから技術的な問題でリタイアしていた。

 

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第12戦イギリスGPの全セッションと決勝レースをオンデマンドで配信