ＫＴＭは２２日、テストライダーのミカ・カリオと中量級で総合４位に進出するトーマス・ルティを招集して、イタリアＧＰの開催地、ムジェロ・サーキットで実施した２日間のプライベートテストを終了。今月上旬からアウトモトドローム・ブルノとヘレス・サーキットで実施した一連のテストプログラムを終え、収集したデータを参考に、来月中旬にホームトラックのレッドブル・リンクで実施する他のチームとの合同テストに向けて準備を進める。
初めてテストに合流したトーマス・ルティは、「２００５年に１２５ｃｃクラスのタイトルを獲得した後、ハーフウェットのコンディションの中でＭｏｔｏＧＰマシンを２ラップほど走らせたけど、今回は正真正銘の初テストとなった。パワーを直ぐに感じただけでなく、乗りやすさは最初のラップから信じられないほどだった。ロングストレート、高低差、コーナーが特徴のトラックは、僕のようなルーキーには容易ではなかったけど、ミカを追いかけ、沢山のことを学んだ。」
「僕の優先事項は、Ｍｏｔｏ２クラスだけど、この２日間を経験してナーバスさが薄れ、最高峰クラスのトップライダーたちとサイド・バイ・サイドのテストが楽しみだ」と、テストを振り返った。