決勝レース:中上が日本人33人目の優勝

キャリア通算111戦目で初優勝を飾り、Moto2™クラスで故・富沢、高橋に続く3人目、中量級で18人目、チャンピオンシップ33人目の快挙を達成。

第8戦TTアッセンの決勝レースは26日、TTアッセン・サーキットで行われ、総合7位の中上貴晶が中量級77戦目、キャリア通算111戦目で初優勝を飾り、総合5位に浮上した。

気温20度、路面温度23度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で今季8度目の1番時計を刻んだ6番グリッドの中上は、10ラップ目にトップに飛び出すと、13ラップ目にはキャリアで初のファーステストラップを叩き出して、ライバルたちを引き離すと、雨による赤旗がラスト2ラップに提示されてレースが終了。21ラップの順位が結果に反映され、日本人ライダーとしては、2010年7月の第7戦カタルーニャGPで独走優勝した高橋裕紀以来Moto2™クラスで3人目、中量級では通算18人目の快挙を達成。

2番グリッドのヨハン・ザルコは、2.435秒差の2位に入り、3戦連続5度目の表彰台を獲得すれば、5番グリッドのフランコ・モリビデッリは、5.670秒差の3位に入り、今季初の表彰台を獲得。

4番グリッドのサム・ロースは、7.069秒差の4位。10番グリッドのロレンソォ・バルダッサーリ、8番グリッドのアレックス・リンス、16番グリッドのシモーネ・コルシ、13番グリッドのアレックス・マルケス、3番グリッドのドミニケ・エガーター、9番グリッドのジョナス・フォルガーがトップ10入り。

ポールポジションのトーマス・ルティは、6番手走行中の19ラップ目に転倒リタイアを喫した。

チャンピオンシップは、総合3位のザルコが総合1位のリンスに同点で追いつき、優勝数で今季初めてポイントリーダーに飛び出した。

次戦ドイツGPは、ザクセンリンクで3週間後の7月15日に開幕、17日に決勝レースが行われる。

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