プレスカンファレンス

シーズン9戦目の開幕を前日に控えた中、マルケス、ロレンソ、イアンノーネ、ブラドル、ミラー、レディング、ザルコが共同会見に出席。

第9戦ドイツGPのプレスカンファレンスは14日、ザクセンリンクのプレスカンファレンスルームで行われ、週末の主役たちが出席した。

ポイントリーダーとして、昨年6年連続のポール・トゥ・ウインを達成した当地に戻って来たマルク・マルケスは、「過去、僕にとってはグッドなサーキットだった。125ccクラスに参戦した当時から良い感じがあり、今年はどうなるか楽しみ。毎年天候が大きな疑問符となる。今日はすごく寒く、日曜の予報は不安定だ。」

「過去は良かった。ホンダはここで良く走った。加速のポイントが多くないことが、少し役立つだろう。今年は電子制御、タイヤ、エンジンを確認しなければいけない。メインターゲットは、週末を上手く始めて、トップ3に向けて闘うことだ。当然、ここ2戦はベストレースではなかったけど、僕たちの最大のライバルたちは、ミスを犯して、多くのポイントを失い、小さなアドバンテージを得た。まだ多くのレースが残っている。ヤマハ勢が非常に強く、毎戦非常に安定している」と、ライバルたちの反撃を警戒。

「昨年3度も18ポイント差に引き離され、その度に巻き返した」

当地ではまだ優勝を挙げたことがない総合2位のホルヘ・ロレンソは、「ここ2戦で多くのポイントを失ったから重要な週末だ。表彰台でフィニッシュするために、ここに来たけど、天候を確認しよう。電子制御とタイヤのフィーリングを見てみよう。もしかしたら、昨年よりも戦闘的になれるかもしれない。」

「昨年、3度も18ポイント差に引き離され、その度に巻き返した。今シーズンは多くのミスを犯し、多くのレースで0ポイントだった。全てが可能だ。僕たちにとって、グッドなトラックで巻き返すことができるけど、ドイツでの我々の目標は、最低で表彰台。優勝争いができる。」

「幾つかのトラックでは、最初から戦闘力がある。幾つかのトラックでは、少し苦戦する。ザクセンリンクがその1つで、125ccクラス時代から常に少し難しかった。最高峰クラスに進出してからは、少しは良くなり、4年連続して2位に進出した。優勝の望みは失っていない。もしかしたら、今年は優勝できるかもしれない」と、24ポイント差の挽回に挑戦することを宣言。

「タイトなトラックだから難しかったけど、バイクは大きく改良された」

前戦TTアッセンの5位で総合8位に浮上したアンドレア・イアンノーネは、「アッセンは僕たちにとって非常にストレンジだった。クレージーな天候で、みんなにとって難しく、クラッシュが多かった。僕も転んでしまった。リスタートができたけど、また最後尾からのスタートになってしまい、そこから5位でフィニッシュ。僕にとってはグッドなリザルトで、僕たちにとっては重要なポイントだった。ザクセンリンクは、タイトなトラックだから難しい。ベストを尽くす。今年バイクは大きく改良され、期待感がある」と、上位進出に自信を見せた。

「オーストリア前には、来年の就任先を決めたい」

ホームライダーとして地元の注目を集める総合12位のステファン・ブラドルは、「昨年の欠場は残念だったから、地元ファンの前でトラックに戻り、走る準備がある。今年は(開幕戦を除き)全てのレースでポイントを稼いだ。幾つかのレースは、クレージーな天候やタイヤの影響があり、チャンピオンシップ自体が少しクレージーだ。グッドなリザルトが必要だけど、僕たちのバイクは表彰台を争うレベルにない。バイクの開発が重要だ。」

「来年のことはハッキリしていない。幾つかの交渉が進んでいるけど、何も具体的になっていない。今はホームグランプリに集中する。この数週間で将来のことを解決しよう。オーストリア前には、来年の就任先を決めたい。当然、このクラスに継続参戦したい」と、注目される来季に関して説明。

「今日のような天候が続くなら、誰が知っているかって?挑戦するよ!」

前戦で最高峰クラス初優勝を挙げた総合13位のジャック・ミラーは、「笑顔が絶えない。クールな2週間だった。オーストラリアには沢山のファンがいる。確かにスペシャルなコンディションだったけど、彼らにとっては良かった。昨年は困難で、今年1月には脚を骨折したけど、ようやく通常な状況に戻るときが来た。レース毎にチャンピオンシップを形成することにトライしよう。バルセロナで初めてトップ10に進出。ここ2戦は転倒が多かったようだ。」

「僕のグランプリキャリアは、2011年にここから始まったから、スペシャルなトラック。左コーナーが多い。まだ右脚が完治していないから、これは助けとなるだろう。これは言うのは愚かな感じだけど、トップ10入りを追求する。もし、今日のような天候が続くなら、誰が知っているかって?挑戦するよ!」と、初優勝をグリ帰り、週末の目標を語った。

「ファクトリー勢との対戦はタフだけど、ミックスコンディションならば、チャンスだ」

前戦で今季初表彰台を獲得した総合14位のスコット・レディングは、「シーズンはすごく良い。ただ、時々不運だった。アッセンは天候を活かす必要があり、リスクを背負い、1列目と表彰台を獲得した。ここでは決してベストリザルトを獲得したことがなかった。不運だったこともあったから、好転することを期待する。」

「常に言っているように、トップ10、トップ8に進出できれば嬉しい。トラックコンディションを確認する必要がある。ドライコンディションのとき、ファクトリーライダーたちとの対戦はタフだけど、ミックスコンディションならば、チャンスとなる」と、前戦の再現を期待。

「最高峰クラスの1年目だけど、準備ができれば、グッドなリザルトを獲得できる」

来季モンスター・ヤマハ・テック3から最高峰クラス挑戦が発表された中量級総合1位のヨハン・ザルコは、「来年テック3と共に最高峰クラスの1年目に挑戦する。ナイスなヤマハのバイクだ。すごく嬉しい。本当に最善の仕事ができる。1年目になるけど、もし準備ができれば、グッドなリザルトを獲得できるだろう。」

「僕のために働いてくれる人がいる。信頼できる人で、将来のことは心配していなかった。どこに行くにか分からない時は難しいけど、これからはジャーナリストからのプレッシャーが減少する(笑)。中量級を楽しむけど、最終戦まで楽しむことになるだろう。6月にMotoGPのバイクを試したことは良い体験となり、モチベーションをもたらしてくれた」と、最高峰クラス進出の心境を語った。

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