決勝レース:フォルガーが独走で今季初優勝

3列目のドイツ人ライダーがスタートダッシュから独走で25戦振りに優勝。リンス、ロースが表彰台。ザルコは11位。中上は接触転倒リタイア。

第11戦チェコGPの決勝レースは21日、アウトモトドローム・ブルノで行われ、総合7位のジョナス・フォルガーが昨年5月の第4戦スペインGP以来、今季初優勝、中量級で3勝目、当地で4年振り2勝目、キャリア通算5勝目を挙げ、総合4位に浮上した。

気温16度、路面温度17度のレインコンディションの中、ウォームアップ走行で1番手に進出した7番グリッドのフォルガーは、スタートでトップに飛び出して単独走行で周回を重ねれば、6番グリッドのアレックス・リンスは、5.175秒差の2位に入り、2戦連続6度目の表彰台を獲得。2番グリッドのサム・ロースは、秒差の3位に入り、5戦振り5度目の表彰台を獲得。

16番グリッドのマティア・パシーニは、レギュー参戦復帰後の最高位タイとなる4位でフィニッシュ。3番グリッドのアレックス・マルケスは、今季の最高位となる5位を獲得。13番グリッドのハーフィス・シャハリン、15番グリッドのダニー・ケント、5番グリッドのフランコ・モルビデッリ、9番グリッドのミゲール・オリベイラ、ワイルドカードで戻って来た最後尾28番グリッドのアンソニー・ウエストがトップ10入り。

今季3度目のポールポジションからスタートしたヨハン・ザルコは、36.754秒差の11位。

4番グリッドの中上貴晶は、9番手走行中の11ラップ目、7コーナーでイン側から進入してきた8番グリッドのシモーネ・コルシに追突され、今季7度目の転倒を喫し、今季初のリタイア。レースディレクションは、コルシに対して、ライドスルーのペナルティを科した。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのザルコに対して、総合2位のリンスが34ポイント差から19ポイント差に接近した。

次戦イギリスGPは、シルバーストンで9月2日に開幕、4日に決勝レースが行われる。