決勝レース:マックフィー&プジョーが初優勝

総合22位のマックフィーが独走で優勝。マルティン、ディ・ジャンアントニアが表彰台を獲得。鈴木と尾野は13位と20位。

第11戦チェコGPの決勝レースは21日、アウトモトドローム・ブルノで行われ、総合22位のジョン・マックフィーがキャリア通算76戦目で初優勝。総合15位に浮上し、今季から参戦するプジョーに初優勝をもたらした。

気温16度、路面温度17度のレインコンディションの中、ウォームアップ走行で昨年最終戦バレンシアGP公式予選以来今季初めて1番手に進出した9番グリッドのマックフィーは、1ラップ目に7番手、6ラップ目に2番手、15ラップ目には1番手に浮上。高い集中力で走り切れば、3番グリッドのホルヘ・マルティンは、8.806秒差の2位に入り、キャリアで初めて表彰台を獲得すれば、4番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニアは、9.777秒差の3位に入り、今季3度目の表彰台を獲得。

2番グリッドのエネア・バスティアニーニは4位。10番グリッドのニッコロ・アントネッリ、8番グリッドのヤコブ・コーンフィール、24番グリッドのボ・ベンスナイダー、14番グリッドのジョアン・ミル、6番グリッドのニコロ・ブレガ、11番グリッドのホルヘ・ナバーロがトップ10入り。

25番グリッドの鈴木竜生は、単独走行で31.007秒差の13位。今季5度目のポイント圏内に進出すれば、17番グリッドの尾野弘樹は20位。

今季3度目のポールポジションからスタートしたブラッド・ビンダーは、単独トップ走行中の15ラップ目、ラスト5ラップの1コーナーで今季2度目の転倒。今季初めてリタイアを喫した。

28番グリッドのカイルール・イダム・パウイは、2番手走行中の15ラップ目、ラスト5ラップの12コーナーで週末3度目、今季7度目の転倒。7番グリッドのアロン・カネトは、トップグループ内で走行中の9ラップ目に今季9度目の転倒。16番グリッドのフランセスコ・バグナイアは、14番手走行中の13ラップ目に週末2度目、今季7度目の転倒リタイアを喫した。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのビンダーが今季初めて0ポイント。総合2位のナバーロが67ポイント差から71ポイント差に接近した。

次戦イギリスGPは、シルバーストンで9月2日に開幕、4日に決勝レースが行われる。