決勝レース:総合1位のビンダーが4勝目

21歳の南アフリカ人ライダー、ビンダーがグループ内でのバトルに競り勝ち、ナバーロが接触転倒でリタイア。

第12戦イギリスGPの決勝レースは4日、シルバーストンで行われ、ポイントリーダーのブラッド・ビンダーが14人の優勝争いを制して、第6戦イタリアGP以来、6戦振りに優勝、今季4勝目を挙げて、初タイトル獲得に向けて大きく前進した。

気温18度、路面温度16度のドライコンディションの中、4番グリッドのビンダーは、ラスト2ラップに満を持してトップに飛び出してグループ内での優勝バトルに競り勝てば、キャリア初のポールポジションからスタートしたフランセスコ・バグナイアは、0.183秒差の2位に入り、今季5度目の表彰台を獲得。

8番グリッドのボ・ベンスナイダーは、0.336秒差の3位。参戦12戦目で初表彰台を獲得すれば、ワイルドカード参戦で34番グリッドからスタートしたステファノ・マンジが自己最高位の4位に進出。9番グリッドのニコロ・ブレガ、25番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオ、3番グリッドのニッコロ・アントネッリ、2番グリッドのエネア・バスティアニーニ、12番グリッドのアロン・カネト、5番グリッドのジョアン・ミルがトップ10入り。

19番グリッドの尾野弘樹は、16.963秒差の20位。29番グリッドの鈴木竜生は、39.516秒差の26位。

18番グリッドのホルヘ・ナバーロは、グループ内で優勝争い中のラスト2ラップにシケインで他車と接触して、今季3度目の転倒リタイア。後方に位置していた20番グリッドのアンドレア・ミニョは接触を回避できずに転倒。レースに復帰して、30位でチェッカーを受けた。

チャンピオンシップは、総合1位のビンダーは、総合2位のナバーロに対して、61ポイント差から86ポイント差にアドバンテージを広げた。

2連戦の2戦目となる次戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPは、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで9日に開幕、11日に決勝レースが行われる。

 

決勝レース後、7位でフィニッシュしたアントネッリ車が最低重量に満たしていなかったことから、失格となり、8位以下が順位を1つ繰り上げとなった。

 

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