バスが欠場、代役はフォレス

精密検査の結果、複数の骨折が見つかったことから、カタルーニャ、アッセンに続き、今季3度目の欠場となる。

アビンティア・レーシングは6日、前戦イギリスGPの決勝レースでハードクラッシュを喫した総合20位のロリス・バスが、今週末にミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで開催される第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPを欠場することを発表。負傷代役として、スーパーバイク世界選手権に参戦する30歳のスペイン人ライダー、チャビ・フォレスを招集する。

決勝レースの翌日、スイス・ジュネーブ近郊のメラン市内に位置する病院を訪れたバスは、精密検査の結果、右足脛骨と右足踵の骨折、靭帯の損傷、血腫が判明。手術ができず、負傷個所を固定することになった。

「本当に残念。このような怪我だと思ってもいなかった。精密検査を受けたら、幾つかの骨折が見つかり、場所が場所だけに手術ができず、完治にはある程度の時間が必要だから、今週末の参戦は不可能だけど、あの転倒を重症でなかったことは、本当に幸運だった思う。最善の形でシーズンを締め括れるように、1日も早い復帰を目指す。チャビには週末を思いっきり楽しんでもらいたい」と、心境を語った。

代役に指名されたフォレスは、今季からスーパーバイク世界選手権にフル参戦。ドゥカティの1199・パニガーレ・Rを走らせて、総合10位に進出。「このチャンスが嬉しい。非常にポジティブな経験となるだろう。誰かにアピールする必要はないし、プレッシャーもないから、最高に楽しもう。これまでに走らせてきたバイクとは、全く異なるから、僕にとっては全てが新しいことだから、シンプルに楽しもう。スーパーバイクのドイツ大会が来週末に控えているから、ミスを犯さず、怪我をしないことが基本となる。ロリスの早期回復を願う。君のバイクを大切に扱うから、心配しないでくれ!」と、抱負を語った。