プレスカンファレンス

シーズン14戦目の開幕を前日に控えた中、マルケス、ロッシ、ロレンソ、ペドロサ、リンス、ビンダーが共同会見に出席。

第14戦アラゴンGPのプレスカンファレンスは22日、モーターランド・アラゴンのプレスカンファレンスルームで行われ、週末の主役たちが出席した。

ポイントリーダーとしてホームレースに乗り込んで来たマルク・マルケスは、「ここ数戦は苦戦し、優勝争いができなかったけど、あまりポイントを失わなかった。確かにポイントリーダーとして、アラゴンを迎える。上手くマネージメントしたい。ここはお気に入りのトラック。ヤマハ勢はグッドなレベルにあるから、最初からプッシュしなければいけないけど、この状況が嬉しい。この調子を続けたい。」

「常に表彰台の最上段に位置したいけど、それが不可能なとき、例えばミサノでは、最初からプッシュして、最速ライダーになりたかったけど、フロントタイヤに苦しんだから、プッシュすることを控えた。そして、チームメイトが優勝したことで、あまりポイントを失わずに済んだ。最終的な結果は良かったけど、ここでは最低でも表彰台にトライしたい。」

「非常に重要なテストだった。多くの情報を収集し、新しいエンジンを試すことができた。バレンシアの前に試せたことが嬉しい。ここ数年間のミスは、バレンシアでエンジンを試して、変更が必要だったときに、時間が不十分だったこと。この時期に試したことが嬉しい。」

「後半戦の開幕前に、タイトル獲得にはあと2勝を挙げる必要がある、と言った。確かに優勝を挙げられれば嬉しいけど、状況をマネージメントしなければいけない。確かに、アラゴン、フィリップアイランド、バレンシアは、僕たちにとってグッドなトラックだけど、今年はどうなるか分からない。タイヤ、バイクのフィーリング、電子制御次第。20秒差で優勝できれば、優勝者から10秒差で終わってしまうことがある。今年は非常にオープンな状況だから、安定してトップ3に進出するために、セッション毎に闘わなければいけない。」

「僕の目標はタイトル獲得。昨年の経験から優勝は重要ではない。ミサノのように、4位でフィニッシュしなければいけなければ、4位を獲得しに行く。このメンタリティで闘う。もし、優勝の可能性があれば、シルバーストンのように優勝に向けてトライする」と、タイトル奪回に向けての闘い方を説明。

Press Conference, Gran Premio Movistar de Aragon

前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPで3戦連続7度目の表彰台を獲得した総合2位のバレンティーノ・ロッシは、「後半戦は悪くない。まだ優勝を挙げていないけど、ポイントを巻き返すことができた。前半戦幾つかのミスを挽回することができたけど、マルケスとのギャップはまだ大きい。僕たちは安定して戦闘力があるから、この調子で仕事を続けなければいけない。」

「このトラックは、僕にとってベストなトラックではないから、困難な週末になるだろう。昨年はセッションで苦しんだけど、レースはすごく良かった。戦闘力があり、すごく楽しかった。バトルに負けてしまったけど、そのときのベースから始めないと。地元のスペイン勢が非常に強いから、戦闘的になれるように仕事をしよう。」

「この状況は、誰も期待していなかっただろう。昨年まではトラックコンディションに関係なく、常に同じライダーたちが勝っていたけど、ここ8戦は8人が優勝した。チャンピオンシップにとっては、非常に興味深いことだ。これはライダーとバイクのバランスを見つけることが難しいという意味。常に安定して上位に進出することが重要だ。」

「今年はタイヤが理由で、どこで有利となるか、どこで厳しくなるか、理解することが難しい。残り5戦。全てのレースでポイントを挽回することが重要なんだ。このレースからラストレースまで、表彰台にトライする必要がある。2番目の目標は優勝にトライすることだ」と、シーズン終盤の目標を説明。

Press Conference, Gran Premio Movistar de Aragon

前戦で3戦振り7度目の表彰台を獲得した総合3位のホルヘ・ロレンソは、「ミサノで優勝争いができることを期待していたから少しがっかり。ダニが速かった。レース後に説明したように、コンマ数秒のペースが不足していた。」

「アラゴンでは、初開催から数年間は困難だったけど、ここ数年間は戦闘力があり、2014年は雨、昨年はドライで優勝した。明日が楽しみだ。低速コーナーからのロングストレートは、アンチウイリー、加速、トップスピードが重要だけど、その後は流れるようなセクションが続き、ヤマハにとって有利となる。」

「少しでも多くの優勝を挙げたい。総合2位は総合3位より良い。総合2位で終われるようにトライしよう」と、残り5戦の目標を説明。

Press Conference, Gran Premio Movistar de Aragon

前戦で今季初優勝を挙げた総合4位のダニ・ペドロサは、「優勝は常に気分が良いけど、あまり良くないレースが続いた後だったから最高だった。週末を通じて好感触があり、自信を与えてくれた。アラゴンは、過去に好結果を残したから、今週末が楽しみだけど、集中力を継続しなければいけない。常に前を見なければいけない。ここ数戦はレースリザルトが良くなっているけど、予選が良くない。理由は分からないけど、仕事を続ける。」

「テストで、新しいエンジンを使用して数ラップを走った。現行型も試して、沢山の周回を重ねた。ポジティブなテストとなった」と、前戦の優勝とプライベートテストを説明。

中量級の総合2位に進出するアレックス・リンスは、「ヨハン・ザルコから僅か3ポイント差。ファンタスティックな状況だ。大変重要なレースとなるだろう。鎖骨は完治した。痛くないけど、体調があまり良くない。ホームレースで、ヨハンとのポイント差を挽回するために、全力を尽くす。」

「僕は僕のレースを続ける。そのやり方で3ポイント差まで接近した。もし、チャンピオンシップの考えてしまえば、上手く行かないかもしれない。いつものように、ステップ・バイ・ステップで行く」と、自分のレースに徹底することを強調。

Press Conference, Gran Premio Movistar de Aragon

優勝、または2位でタイトル獲得となる軽量級総合1位のブラッド・ビンダーは、「今のこのポジションを期待していなかったから嬉しい。ここまでの闘い方が上手く機能している。今週末も今まで通りの仕事を続ける。もしかしたら、望むようなレースができるかもしれない。そうならなくても、まだ4戦が残っているから、ストレスにならない。友人たちが沢山のメッセージが届き、メディア対応も多くなっているけど、僕自身は何も変わっていない」と、平常心で臨むことを説明した。

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MotoGPさん(@motogp)が投稿した写真 -