MotoGP™クラスプレビュー

総合1位のマルケスが最高峰クラスで2年振り3度目、通算5度目のタイトル獲得に挑戦。

第15戦日本GPは、ツインリンクもてぎで14日に開幕、16日に決勝レース(14時00分)が行われ、第7戦カタルーニャGPからポイントリーダーの座を維持するマルク・マルケスが、2年前に最高峰クラスで2年連続2度目のタイトル獲得に成功した当地で、通算5度目となるタイトル奪回に挑戦する。

栃木県の緑豊かな茂木町に、1997年8月に開業したツインリンクもてぎは、1999年4月に初開催。2010年はアイルランドの噴火、2011年は東日本大震災により、4月開催から10月開催に延期となったが、2012年からは毎年10月に開催され、2012年3月には、2014年からの継続開催に関して、ドルナスポーツと合意し、2018年までの開催が決定している。

前戦アラゴンGPで、今季6度目のポールポジションから4勝目、トリプルA(アルゼンチン、アメリカズ、アラゴン)を達成したマルケスは、タイトル獲得に成功した2010年(125ccクラス)、2012年(Moto2™クラス)で優勝、最高峰クラスでは2位、2位、4位を獲得した当地で優勝を挙げれば、ライバルの成績次第では、タイトル争いに終止符を打つことになる。

総合2位のバレンティーノ・ロッシは、総合1位から52ポイント差。前戦で4戦連続8度目の表彰台を獲得して、後半戦だけで、クラス最多となる85ポイントを加算。当地では、最高峰クラスに進出した2000年から2001年と2008年に優勝、昨年の2位を含め2年連続11度の表彰台を獲得していた。

総合3位のホルヘ・ロレンソは、66ポイント差。前戦で2戦連続8度目の表彰台を獲得。当地では、最高峰クラスに進出した2008年から2009年、2013年、2014年の優勝を含め5年連続6度の表彰台を獲得。残り4戦で14ポイント差の総合2位に挑戦する。

総合4位争いを展開するのは、ダニ・ペドロサとマーベリック・ビニャーレス。ペドロサは2011年、2012年、2015年に優勝すれば、ビニャーレスは昨年転倒リタイア。

胸椎骨折が原因で2戦連続の欠場を強いられた総合8位のアンドレア・イアンノーネは欠場。右手骨折で連続欠場した総合17位のジャック・ミラー、左脚大腿部を切創、右膝靭帯を損傷していた総合18位のブラドリー・スミスは、復帰を予定。前日のメディカルチェックを受け、フリー走行1で回復具合を確認する。

インディペンデントチームライダー部門では、総合6位のカル・クラッチローを総合9位のポル・エスパルガロが9ポイントで追う。前戦で好走を見せたアプリリア勢、総合14位のアルバロ・バウティスタと総合16位のステファン・ブラドル、ワイルドカード参戦の全日本王者、中須賀克行も注目が集まる。

当サイトでは、開催前日の木曜17時からマルケス、ロッシ、ロレンソ、ビニャーレス、イアンノーネ、スミスが出席するプレスカンファレンスから生中継で配信する。