Moto3™クラスプレビュー

日本GPで表彰台を獲得したバスティアニーニとブレガが総合2位争いと新人王争いで一歩抜け出す。

第16戦オーストラリアGPは、フィリップアイランド・サーキットで21日に開幕、23日に決勝レース(日本時間11時00分)が行われ、総合2位争いと新人王争い(総合4位争い)に注目が集まる。

第14戦アラゴンGPでチャンピオンに輝いたブラッド・ビンダーは、前戦日本GPで2戦連続の2位、4戦連続12度目の表彰台を獲得して、昨年の王者ダニー・ケントが獲得した260ポイントを突破する269ポイントに到達。昨年10番グリッドから優勝争いの末に3位表彰台を獲得した当地に乗り込み、2012年の初代王者サンドロ・コルテセが樹立した325ポイントを視野に、2014年の王者アレックス・マルケスが記録した278ポイントに挑戦する。

総合2位争いは、エネア・バスティアニーニが今季初優勝を挙げて、ポジションを挽回。転倒リタイアを喫して、21ポイント差のギャップを背負ったホルヘ・ナバーロは、昨年優勝争いから4位に進出した当地で巻き返しを図る。

新人王争いは、前戦で3位を獲得したニコロ・ブレガが一歩リード。5ポイント差のジョアン・ミル、7ポイント差のファビオ・ディ・ジャンアントニオが追い、総合4位争いでは、9ポイント差でフランセスコ・バグナイアが追い上げる展開。

日本勢では、ポールポジションと3位を獲得しながら、低速走行のペナルティと最低重量の規則違反を科せられた総合23位の尾野弘樹とポイント圏内の15位に進出した総合26位の鈴木竜生が上位進出を目指す。