決勝レース:王者ビンダーが今季6勝目

転倒が相次いだ中でビンダーが独走優勝。ロカテリ、カネトが表彰台、尾野と鈴木は8位と13位。

第16戦オーストラリアGPの決勝レースは23日、フィリップアイランド・サーキットで行われ、2016年王者のブラッド・ビンダーが優勝。3戦振り今季6勝目を挙げた。

気温12度、路面温度34度のドライコンディションの中、6ラップ目の9コーナーで多重クラッシュが発生したことから赤旗中断。5ラップ目の順位とペナルティが考慮されたグリッドで、10ラップのリスタートが行われると、ポールポジションのビンダーが1ラップ目から後続を引き引き離せば、ウォームアップ走行で1番時計を記録した2番グリッドのアンドレア・ロカテッリは、5.937秒差の2位に入り、自己最高位タイを獲得。

15人の3位争いは、赤旗提示前に転倒を喫した20番グリッドのアロン・カネトが競り勝ち、参戦16戦目で初表彰台を獲得。21番グリッドのダーリン・ビンダー、19番グリッドのリビオ・ロイ、17番グリッドのホルヘ・マルティン、8番グリッドのマルコス・ラミレス、12番グリッドの尾野弘樹、5番グリッドのジュール・ダニーロ、13番グリッドのボ・ベンスナイダーがトップ10入り。

公式予選で公認を受けていないECUを使用したことから、予選タイムが全て失格となり、24番グリッドからスタートしたファビオ・クアルタラロは、12番手まで挽回。4番グリッドの鈴木竜生は13位。

3番グリッドのガブリエル・ロドリゴ、7番グリッドのホルヘ・ナバーロ、6番グリッドのニッコロ・アントネッリは転倒リタイア。

赤旗中断前、2番グリッドのニコロ・ブレガ、5番グリッドのアンドレア・ミニョ、9番グリッドのジョアン・ミル、公式予選の低速走行により、グリッドを3つ降格して12番グリッドからスタートしたフランセスコ・バグナイア、公式予選で赤旗を無視したことから、グリッドを3つ降格して18番グリッドからスタートしたエネア・バスティアニーニは、転倒でリスタートができず、公式予選で赤旗を無視したことから、グリッドを3つ降格して7番グリッドからスタートしたジョン・マックフィーは、転倒を喫した際に他車との激突した際に背中を強打したから、近郊の病院で精密検査を受けることになった。

次戦マレーシアGPは、セパン・インターナショナル・サーキットで28日に開幕、30日に決勝レースが行われる。

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