MotoGP™クラスプレビュー

注目は24ポイント差の総合2位争い、33ポイント差のコンストラクター部門、21ポイント差のチーム部門のタイトル争い。

第17戦マレーシアGPは、セパン・インターナショナル・サーキットで28日に開幕、30日に決勝レース(日本時間16時00分)が行われ、第15戦日本GPでタイトル獲得に成功したマルク・マルケスが、今季初の転倒リタイアを喫した前戦オーストラリアGPを経て、2年前に優勝、昨年接触転倒リタイア、2月のオフィシャルテストで総合5位だった当地に乗り込む。

マレーシア政府が首都クアラルンプールの郊外、クアラルンプール国際空港の近郊に、近代化政策の一環として、セパン・インターナショナル・サーキットを建設。完成翌年の1999年から17年連続の開催を迎える今年は、路面の舗装工事が実施された。

前戦15番グリッドから今季9度目の表彰台を獲得した総合2位のバレンティーノ・ロッシは、2000年から最高峰クラス16度目の挑戦で、当地最多勝利となる6勝(2001年、2003年、2004年、2006年、2008年、2010年)を含む2年連続11度目の表彰台を獲得。オフィシャルテストでは総合4番手に進出していた。

グリップ不足で苦戦した総合3位のホルヘ・ロレンソは、2008年から8度の挑戦でまだ優勝を挙げていないが、4年連続5度の表彰台を獲得。オフィシャルテストでは、ライバルたちを圧倒する速さで、総合1番手に進出していた。

前戦で2戦連続の3位を獲得した総合4位のマーベリック・ビニャーレスと前戦で今季2勝目を挙げた総合6位のカル・クラッチローに注目。クラッチローは、第8戦TTアッセン後にプライベートテストを実施。

総合5位のダニ・ペドロサは欠場。代役として、テストライダーの青山博一が招集され、総合9位のアンドレア・イアンノーネは負傷からの復帰を予定。

イアンノーネの代役を務めた総合10位のエクトル・バルベラを筆頭に、総合13位のスコット・レディング、総合15位のダニロ・ペトルッチは、オフィシャルテストでドゥカティのファクトリー勢を上回る総合3番手、総合7番手、総合2番手に躍進。

実践での開発が結果に反映されてきたアプリリア勢。総合14位のアルバロ・バウティスタと総合16位のステファン・ブラドルは、トップ10入りを目指す。

当サイトでは、開催前日の木曜17時00分(日本時間の16時00分)からマルケス、ロッシ、ビニャーレス、クラッチロー、ドビツィオーソ、イアンノーネが出席するプレスカンファレンスを生中継で配信する。