プレスカンファレンス

シーズン17戦目の開幕を前日に控えた中、マルケス、ロッシ、ビニャーレス、クラッチロー、ドビツィオーソ、イアンノーネが共同会見に出席。

第17戦マレーシアGPのプレスカンファレンスは27日、セパン・インターナショナル・サーキットのプレスカンファレンスで行われ、週末の主役たちが出席。

前戦オーストラリアGPで今季初めての転倒リタイアを喫した2016年王者のマルク・マルケスは、「フィリップアイランドの週末は天候が原因で困難だった。ドライとなった決勝レースは、強さを感じたけど、ミスを犯してしまった。ここでも最初からトライしよう。表彰台、優勝争いがしたい。確かにセパンはフィリップアイランドとは異なるけど、2月に来た時の方がコンディションは厳しかった。舗装された路面を確認しよう。最終コーナーの傾斜角度もチェックしよう。とくにかく、困難だったテストの時よりも上手くやれるようにトライして、どのくらい改良されたか確認したい。」

「月曜にインドネシアのジャカルタを訪れ、イベントに参加した。昨日は体調を崩して一日中ホテルで休息したけど、回復した。僕は準備ができている」と、週末の抱負を語った。

当地で最多の6勝を誇る総合2位のバレンティーノ・ロッシは、「フィリップアイランドのレースを楽しんだ。すごく楽しかった。後方からの巻き返しで、高い集中と多くのオーバーテイク、最高のライディングが必要だった。レース後半は十分な強さがなかったと思う。2番手に浮上した後、トップとのギャプはそれほど大きくなかった。レースを通じて、カルを捕まえようとトライしたけど、彼は非常に強かった。とにかく、グッドなレースだった。」

「セパンはファンタスティックなトラック。大きな問題は高温。シーズンの中で最も厳しいレースなんだ。路面が舗装されると、それはいつも未知な状態になる。タイヤのパフォーマンスを確認しよう。理論的には、グリップレベルが高くなっているだろう。レースに向けて、バイクのセットアップを進めるために、走行時間が確保されることを願う。表彰台獲得に向けて、トライしよう」と、週末の目標を説明。

2戦連続の3位獲得で総合3位獲得の可能性を広げた総合4位のマーベリック・ビニャーレスは、「フィリップアイランドの予選は酷かったけど、セパンではグッドな予選にして、1列目、最低でも2列目からスタートできるようにトライしよう。そして、決勝レースで全力を尽くそう。残り2戦。100%を尽くして、スズキのために表彰台を獲得しよう。」

「通常、セパンでは強かったけど、昨年は困難だった。パワー不足とシームレスギアボックスが搭載されていなかったことで、ストレートで遅れてしまったけど、今年は僕たちのコンディションが異なる。金曜から懸命に働こう」と、期待の高さを説明。

前戦で今季2勝目を獲得した総合6位のカル・クラッチローは、「新しい路面に関して、セーフティ委員会に何も問題はないと意見を伝えた。プライベートテストを実施したときは、天候の影響を受けて、トラックコンディションは良くなかった。それに僅か3台しか走行しなかったから、僕たちのラップタイムは昨年と比較して遅かったけど、トラックが清掃されれば、速くなるだろう。」

「最終コーナーは、少しストレンジ。ブレーキングポイントは、ほぼ同じところだけど、コーナーの立ち上がりは我慢が必要。F1では立ち上がりに問題が発生していた。バイクを寝かしながら立ち上がって行くことが難しい。全ての走行ラインを試して、理想的なものを見つけよう。もしかしたら、最終コーナーの改修は必要なかったかもしれないけど、スペクタクロを提供してくれるのは間違いないだろう」と、レギュラーライダーの中で唯一、プライベートテストに参加した経験を説明。

前戦で今季7位に後退したアンドレア・ドビツィオーソは、「確かに2連戦の後で厳しい状態だけど、セパンのようなトラックを訪れることは最高だ。特に僕たちMotoGPクラスのライダーたちは、その全てのポテンシャルを発揮しようとチャレンジする。確かに気温が高いことで限界の走りとなるけど、それは全員にとって同じ条件だから、最善の手段でマネージメントをしなければいけない。」

「ストレートは僕たちドゥカティにとって有利になるかもしれないけど、実際にはグリップが違いを生み出す。僕たちはグリップ不足に苦戦した経験があるから、もし、新しい路面がグリップレベルを高めてくれ、ここ3戦の結果を考えれば、僕たちはオプションがあるだろう。」

「本当のところ、ここ2戦のパフォーマンスが嬉しい。アラゴンではタイヤの影響でレースリザルトは良くなかったけど、あの週末でセッティングに関して前進した。戦闘力があり、あそこから僕たちは接近し、表彰台争いができている。この流れを維持して、表彰台獲得にトライしよう。それが僕たちの目標だ」と、自信を持って週末を迎えられることを説明。

負傷からの復帰を決断した総合9位のアンドレア・イアンノーネは、「パドックに戻れて嬉しい。ここが僕の世界なんだ。寂しかったけど、体調はそれほど悪くない。まだ完治していないけど、医師団は、回復までにある程度の時間が必要だと説明してくれた。2~3ヶ月が必要だけど、僕はここに来たかった。困難な週末になることは覚悟している。ステップ・バイ・ステップで進み、最後にグッドなリザルトを獲得できるようにトライしよう」と、4戦振りの復帰を喜んだ。

The Maniac is back???? // @andreaiannone returns from injury at the #MalaysianGP

MotoGPさん(@motogp)が投稿した写真 -