モビスター・ヤマハ・MotoGPが2017年体制を発表

2017年シーズンの先陣を切って、ヤマハのファクトリーチームが発表会を実施し、ロッシ&ビニャーレスが新たなカラーリングで登場。

モビスター・ヤマハ・MotoGPは19日、スペインの首都マドリード市内に位置する通信事業者テレフォニカ(タイトルスポンサーであるモビスターの親会社)の本社でチーム発表会を実施。2017年シーズンに起用するバレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレスが、ヤマハ発動機技術本部MS開発部長の辻幸一、ヤマハ・モーター・レーシング・マネージングダイレクターのリン・ジャービス、チームディレクターのマッシモ・メレガリ、テレフォニカ・スペインの社長ルイス・ミゲール・ヒルペレスと共に出席。新しいカラーリングを発表した。

Yamaha YZR-M1 2017 engine

2016年シーズンのオープニングとなった開幕戦カタールGP開催中の3月19日に2017年からの2年契約を更新した37歳のイタリア人ライダー、ロッシは、「ウインターブレイクの後で、チーム発表会は、ライダーやチームだけでなく、ファンにとっても非常にエキサイティングな瞬間だ。新たなシーズンのスタートが本当に嬉しい。僕のバイクが恋しくて仕方がない。セパンでのテストは、グッドなアイデアが得られるだろうし、何よりも2017年のカラーリングで初めてトラックに飛び出すから、重要となる。」

「モビスターがチームのタイトルスポンサーとして4年目を迎え、ここ3年間はファンタスティックなバトルとグレートなリザルトを楽しんだ。今年の目標は、これまでと同じように戦闘的になり、毎戦優勝争いをすることだ。新たにストロングなチームメイトを迎え、僕たちは楽しいシーズンができると考える」と、抱負と目標を説明。

5月19日に2年契約を締結した22歳のスペイン人ライダー、ビニャーレスは、「バレンシアとマレーシアのテストを終えた後、期待通りのレベルだったから、バイクを降りた後は最高の気分だった。100%のレベルに達し、上位陣と闘えることが分かっているから、シーズンのスタートが待ち切れない。」

「今日はバイクを披露した。ビューティフルだ。今すぐにでも走り始めたい。子供の頃、M1を走らせるバレンティーノをテレビで観ていた。今は僕がチームの発表会に出席する。まるで夢の実現だ!とても嬉しい。モチベーションは高く、全力を尽くす準備が出来ている。ヤマハ、モビスター、チームに感謝したい。大歓迎を受けたから、シーズンのグレートなスタートが切れた。」

「正直、ファミリーのような感じに驚いた。外側からは、非常にシリアスで、プロフェショナルなチームのように見えたけど、ボックスの内側からは、信じられないほどに居心地が良い。サポートしてくれる皆に感謝したい。グレートなシーズンになりそうだ!」と、新天地からのスタートに興奮した。

Yamaha YZR-M1 2017