第7戦カタルーニャGP~Moto2™クラスプレビュー

総合1位のモルビデッリに、総合2位のルティ、地元出身のマルケス、前戦勝者のパシーニらが挑戦。

第7戦カタルーニャGPは、バルセロナ‐カタルーニャ・サーキットで9日(金)に開幕、11日(日)に決勝レース(日本時間18時00分)が行われ、前戦イタリアGPで4位に進出したポイントリーダーのフランコ・モルビデッリが、昨年11位に進出した当地で、タイトル争いを繰り広げるライバルたちの挑戦を受ける。

前戦で2戦連続5度目の表彰台を獲得した総合2位のトーマス・ルティは、14年前の2003年にキャリア初表彰台を獲得、中量級で2度の表彰台、昨年5位だった当地で13ポイント差を詰めに行く。

今季2度目の表彰台を獲得した総合3位のアレックス・マルケスは、軽量級のタイトルを獲得した2014年に優勝、昨年転倒後に18位で完走したホームトラックで今季2勝目を目指し、チームメイトに接近したいところ。

総合4位のミゲール・オリベイラと負傷から復帰した総合17位のブラッド・ビンダーは、揃ってトップ10に進出。勢いに乗って、表彰台を獲得した経験があるバルセロナに乗り込む。

新人勢の最高位に進出する総合5位のフランセスコ・バグナイアをはじめ、前戦で8年ぶりに優勝を挙げた総合6位のマティア・パシーニ、安定してシングルフィニッシュを決める総合7位のドミニケ・エガーター、今季3度目の1桁台に進出した総合9位のルマ・マリーニらは表彰台争いに挑戦。

総合8位の中上貴晶は、第2戦アルゼンチンGPを再現するように他車の転倒に巻き込まれ、今季2度目の転倒リタイアを喫したが、昨年表彰台を獲得した当地で、ポイントリーダーとの72ポイント差、総合3位との37ポイント差を詰めに行き、総合27位の長島哲太は、熟知するトラックで今季2度目のポイント圏内進出を目指す。

前戦を欠場した地元出身のチェビ・ビエルゲは、強打した胸部の精密検査を受け、第5戦フランスGPで右鎖骨を骨折したイケル・レクオナは、復帰を予定する。