フリー走行1:ペトルッチがキャリア初の1番手発進

オイル漏れの赤旗後、好調ペトルッチが今季初の最速時計。ザルコが最速ペースで2番手。ロッシは5番手、ビニャーレスは12番手、マルケスは13番手。

第8戦TTアッセンのフリー走行1は23日、TTアッセン・サーキットで行われ、総合10位のダニロ・ペトルッチが昨年9月の第14戦アラゴンGP公式予選1以来、今季初めてのトップタイムをマーク。フル参戦6年目のキャリアで初めて週末最初のプラクティスを制した。

気温20度、路面温度28度のドライコンディションの中、レースディレクションは、開始早々の1ラップ目に、前戦カタルーニャGPでキャリア初の2連勝を挙げた総合2位のアンドレア・ドビツィオーソのバイクからオイルが漏れ、総合8位のジョナス・フォルガーが11コーナーで今季4度目の転倒、総合7位のホルヘ・ロレンソが9コーナーで今季9度目の転倒を喫したことから、トラックのコンディションを確認することから赤旗を提示。

トラックの清掃が終わった後、前戦で転倒リタイアを喫したペトルッチは、4度のコースインで21ラップを周回すると、1分35秒台を1回、1分34秒台を1回記録。1分34秒680の1番時計を刻めば、総合6位のヨハン・ザルコは、3度のコースインで20ラップを周回すると、1分35秒台を最多の8回、1分34秒台を1回記録して、0.126秒差の2番手に進出。

総合9位のカル・クラッチローは、4度のコースインで20ラップを周回すると、1分35秒台を3回、1分34秒台を1回記録して、0.142秒差の3番手。バイクを乗り換えたドビツィオーソは、0.149秒差の4番手。総合5位のバレンティーノ・ロッシは、0.161秒差の5番手。総合15位のアンドレア・イアンノーネ、総合4位のダニ・ペドロサ、転倒を喫したフォルガーとロレンソが続き、総合19位のカレル・アブラハムがトップ10入り。

昨年初優勝を挙げた総合13位のジャック・ミラーは11番手。ポイントリーダーのマーベリック・ビニャーレスは、0.583秒差の12番手。総合3位のマルク・マルケスは、0.602秒差の13番手。

第3戦アメリカズGPで左手首を骨折した総合21位のアレックス・リンスは、23ラップを周回して1.197秒差の18番手。前戦で左手小指を負傷した総合23位のブラッドリー・スミスは、19ラップを周回して2.923秒差の最後尾23番手だった。

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