決勝レース:ドビツィオーソが逆転に向けて今季5勝目

タイトル争いの主役、ドビツィオーソとマルケスが優勝争い。ビニャーレスは36秒差の9位。ペドロサとロッシはリタイア。

第15戦日本GPの決勝レースは15日、ツインリンクもてぎで行われ、総合2位のアンドレア・ドビツィオーソが最終ラップに逆転して、第12戦イギリスGP以来今季5勝目、最高峰クラスで6勝目、当地で125ccクラスのタイトル獲得に成功した2004年以来2勝目、キャリア通算16勝目を挙げた。

気温14度、路面温度15度のレインコンディションの中、9番グリッドのドビツィオーソと3番グリッドのマルク・マルケスは、13ラップ目から優勝争いを展開。最終ラップに転倒寸前だったマルケスは、0.249秒差の2位に入り、今季10度目の表彰台を獲得。

2番グリッドのダニロ・ペトルッチは、2ラップ目からレースの主導権を握る快走を見せ、10.557秒差の3位に入り、今季4度目の表彰台を獲得。

11番グリッドのアンドレア・イアンノーネと10番グリッドのアレックス・リンスは、今季の最高位となる4位と5位に進出。5番グリッドのホルヘ・ロレンソ、4番グリッドのアレイシ・エスパルガロ、ポールポジションのヨハン・ザルコが続き、14番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、36.575秒差の9位。13番グリッドのロリス・バスは10位。

日本勢は、23番グリッドの中須賀克行が12位。21番グリッドの青山博一は18位。24番グリッドの野左根航汰は転倒リタイア。

12番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、6ラップ目に週末2度目、今季4度目の転倒で、今季2度目の転倒リタイアを喫した。

チャンピオンシップは、総合1位のマルケスに対して、総合2位のドビツィオーソが16ポイント差から11ポイント差に接近。総合3位のビニャーレスは、41ポイント差。リタイアした総合4位のダニ・ペドロサは、74ポイント差にギャップが広がり、総合5位のロッシは、76ポイント差に広がったことから、タイトル獲得の可能性が消滅した。

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