決勝レース:マルケスが6勝目でタイトル獲得に王手

総合1位のマルケスが優勝、総合2位のドビツィオーソは13位。両雄のギャップが33ポイント差に拡大。

第16戦オーストラリアGPの決勝レースは22日、フィリップアイランド・サーキットで行われ、ポイントリーダーのマルク・マルケスは今季7度目のポールポジションから6勝目、最高峰クラスで35勝目、当地で2年ぶり3勝目、キャリア通算61勝目を挙げ、2年連続4度目、キャリア通算6度目のタイトル獲得に向けて王手をかけた。

気温16度、路面温度29度のドライコンディションの中、ウォームアップ走行で週末5度目、今季38度目の1番手に進出したトップグリッドのマルケスは、8人による優勝争いを繰り広げたが、ラスト7ラップにトップに躍り出ると、一気にペースアップ。ライバルたちを引き離せば、7番グリッドのバレンティーノ・ロッシは、1.799秒差の2位に入り、4戦ぶり6度目の表彰台を獲得。

2番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、1.826秒差の3位に入り、3戦ぶり7度目の表彰台を獲得。3番グリッドのヨハン・ザルコは、1.842秒差の4位。10番グリッドのカル・クラッチローは5位。4番グリッドのアンドレア・イアンノーネ、5番グリッドのジャック・ミラー、13番グリッドのアレックス・リンスが続き、6番グリッドのポル・エスパルガロと9番グリッドのブラッドリー・スミスがトップ10入り。

20番グリッドのスコット・レディングは11位。12番グリッドのダニ・ペドロサが12位。11番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは、ゴールライン直前で2人に抜かれて13位。16番グリッドのホルヘ・ロレンソは15位。8番グリッドのアレイシ・エスパルガロは、転倒リタイアを喫した。

残り2戦、50ポイント差のチャンピオンシップは、総合1位マルケスと総合2位ドビツィオーソのギャップが、11ポイント差から33ポイント差に広がり、総合3位ビニャーレスは50ポイント差となったことから、タイトル争いから脱落した。

次戦マレーシアGPは、セパン・インターナショナル・サーキットで27日に開幕、29日に決勝レースが行われる。

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