決勝レース:ドビツィオーソが優勝でタイトルの行方は最終戦へ

総合2位ドビツィオーソが今季6勝目。総合1位マルケスが4位。両雄のギャップが21ポイント差に接近。

第17戦マレーシアGPの決勝レースは29日、セパン・インターナショナル・サーキットで行われ、総合2位のアンドレア・ドビツィオーソがキャリアでシーズン最多となる6勝目、最高峰クラスで8勝目、当地で2年連続2勝目、キャリア通算17勝目を挙げ、タイトル獲得の可能性を2週間後の最終戦バレンシアGPまで持ち込んだ。

気温25度。路面温度33度。中量級の決勝レース後から雨が降り始めたウェットコンディションの中、ウォームアップ走行で週末3度目の1番手に進出した3番グリッドのドビツィオーソは、1ラップ目に4番手に後退したが、5ラップ目に3番手、9ラップ目に2番手、16ラップ目に1番手。6番グリッドのホルヘ・ロレンソは、9ラップ目にトップに飛び出したが、ラスト5ラップに2番手に後退して、0.743秒差の2位。ドゥカティがワンツーフィニッシュを達成。

2番グリッドのヨハン・ザルコは、9.738秒差の3位に入り、第5戦フランスGP以来12戦ぶり2度目の表彰台を獲得。

7番グリッドのマルク・マルケスは、17.763秒差の4位。ポールポジションのダニ・ペドロサは5位。

13番グリッドのダニロ・ペトルッチは、サイティングラップでマシンがストップしたことから、マシン交換を強いられ、最後尾からスタートしたが、6位まで挽回。4番グリッドのバレンティーノ・ロッシ、11番グリッドのジャック・ミラー、5番グリッドのマーベリック・ビニャーレス、12番グリッドのポル・エスパルガロがトップ10入り。

チャンピオンシップは、総合1位マルケスと総合2位ドビツィオーソのギャップが33ポイント差から21ポイント差に詰まり、ビニャーレスの総合3位が決定。ザルコは、ルーキー・オブ・ザ・イヤーに続き、インディペンデントチームライダーのタイトルも獲得。

次戦の最終戦バレンシアGPは、2週間後の11月10日に開幕、12日に決勝レースが行われる。

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