最終戦バレンシアGPの決勝レースは12日、サーキット・リカルド・トルモで行われ、総合5位のダニ・ペドロサが第4戦スペインGP以来、今季2勝目、最高峰クラスで31勝目、当地で5年ぶり7勝目、キャリア通算54勝目を挙げ、逆転で総合4位を獲得すれば、ポイントリーダーのマルク・マルケスが3位を獲得して、2年連続4度目、キャリア通算6度目のタイトル獲得に成功した。
気温25度、路面温度26度のドライコンディションの中、5番グリッドのペドロサは、最終ラップにアタックを仕掛け、トップに飛び出せば、4ラップ目からレースの主導権を握った2番グリッドのヨハン・ザルコは、0.337秒差の2位に入り、2戦連続3度目の表彰台を獲得。
ウォームアップ走行で週末4度目の1番手に進出したポールポジションのマルケスは、ホールショットを決めた後、4ラップ目に意図的に2番手に後退。23ラップ目、1番手に浮上した直後の1コーナーで転倒を寸前で回避。5番手まで後退したが、10.861秒差の3位に入り、今季12度目の表彰台を獲得。
10番グリッドのアレックス・リンスは、13.567秒差の4位に入り、自己最高位を獲得。7番グリッドのバレンティーノ・ロッシは5位。3番グリッドのアンドレア・イアンノーネ、12番グリッドのジャック・ミラー、16番グリッドのカル・クラッチロー、6番グリッドのミケーレ・ピロ、14番グリッドのティト・ラバットがトップ10入り。13番グリッドのマーベリック・ビニャーレスは、35.012秒差の11位。
4番グリッドのホルヘ・ロレンソは、3番手走行中にラスト6ラップに週末2度目、今季9度目の転倒を喫し、第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGP以来、3度目の転倒リタイア。
9番グリッドのアンドレア・ドビツィオーソは、3番手走行中のラスト6ラップに今季6度目の転倒。他車に後方から激突された第2戦アルゼンチンGP以来、今季2度目のリタイアを喫した。
チャンピオンシップは、マルケスが298ポイントを獲得して、チャンピンに輝き、ドビツィオーソは37ポイント差で自己最高位の2位を獲得。ビニャーレスは総合3位、ペドロサは総合4位、ロッシは総合5位。
最高峰クラスは、当地に延滞。14日から2日間、オフィシャルテストを実施する。
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