ハフィス・シャリンが最高峰クラスでテストデビュー

ペスカオの愛称で親しまれる23歳のマレーシア人ライダーがタイで開催されるオフィシャルテストに参加。

モンスター・ヤマハ・テック3は5日、今年2度目のオフィシャルテストに、中量級から参戦予定だったハフィス・シャリンを招集することを発表。チャンピオンシップが初めて訪れるチャーン・インターナショナル・サーキットでヤマハのプロトタイプマシン、YZR‐M1を初試乗する。

23歳のマレーシア人ライダーは、9歳のときからポケットバイクのレースに参戦し始め、「キング・オブ・ポケットバイク」というニックネームでその活躍が評価されると、13歳からアンダーボーンのレースに参戦。2009年からアジアロードレース選手権(アンダーボーンクラス/スーパースポーツクラス)に参戦すると、2011年の第17戦マレーシアGPにワイルドカードとしてデビュー。

翌年の2012年、活動の拠点をスペインに移し、スペイン選手権への参戦を開始。1年目は総合6位。2年目は2勝を含む7度目の表彰台を獲得して総合3位に進出。2012年には2度目の挑戦となったホームレースでウェットコンディションの中、26番グリッドから3位表彰台を獲得。

2014年、世界舞台への参戦を開始。1年目は総合19位、2年目は総合16位、3年目は総合9位、4年目はウェットレースとなった第13戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPで2位、第15戦日本GPで3位を獲得。

昨年のホームレースを控えた10月24日、セパン・インターナショナル・サーキットが所有するSIC・レーシング・チームからの参戦が発表されていたが、今月4日にライダー交代を発表。

モンスター・ヤマハ・テック3のチームマネージャー、エルベ・ポンチャラルは、オフィシャルテスト終了後、ジョナス・フォルガーの後任となるレギュラーライダーを発表する。