開幕戦カタールGP~Moto2™クラスプレビュー

32名のレギュラーライダーたちが将来の最高峰クラス昇格を視野に、Moto2™クラス9代目の王者を目指す。

開幕戦カタールGPは、16日に初日、18日に決勝レース(開催地時間17時20分/日本時間22時20分)が行われ、18チーム、32名のレギュラーライダーたちがタイトル獲得に挑戦する。

10年に改正された技術規則により、250ccクラスからMoto2™クラスに変更さて、今年で9年目を迎える18年シーズンは、13年からコンストラクターズ部門のタイトルを連覇するカレックスが最多の19台を供給。過去に3度のタイトルを獲得したスッターは、フォワード・レーシングと19年を視野に入れた提携を結び、スピードアップとテック3は今季もオリジナルシャーシを準備。デビューシーズンで3勝を挙げたKTMは2台から5台に増加すれば、Moto2™欧州選手権で実績を積んで来たNTSがRW・レーシングとコラボを結成。世界舞台に初参戦する。

レギュラーライダーたちは、サーキット・リカルド・トルモとヘレス・サーキットで3度のオフィシャルテストを実施。総合1番手に進出したのは、昨季総合6位のパティア・パシーニ、総合4位のアレックス・マルケス、最高峰クラスから復帰したサム・ロウズ。来季の最高峰クラス昇格が既に決定している総合5位のフランセスコ・バグナイアは1番時計を最多の8回記録。昨季終盤3戦で連続優勝した総合3位のミゲール・オリベイラ、連続表彰台を獲得した総合8位のブラッド・ビンダー、新天地で調子を取り戻してきた総合16位のロレンソォ・バルダッサーリ、最高峰クラスから中量級に復帰したエクトル・バルベラ、日本GPで2位を獲得した総合11位のチャビ・ビエルゲらが優勝、タイトル争いの候補。

最高峰クラスに昇格した中上貴晶の後任に指名された総合26位の長島哲太は、総合17番手、22番手、22番手。飛躍のシーズンを目指す。