シーズンカウントダウン~ロレンソ&ドゥカティの逆襲は?

シーズンのオープニングレースまで8日。ドゥカティ2年目を迎えるロレンソが再び優勝、タイトル争いに挑戦するシーズンを生中継とオンデマンドで提供。

チャンピオンシップ70年目を迎える18年シーズンは、キャリア17年目、最高峰クラス11年目、ドゥカティ加入2年目を迎えるホルヘ・ロレンソにとって正念場のシーズンとなり、16年11月の最終戦バレンシアGP以来となる優勝、2年ぶりのタイトル争いに挑戦する。

07年以来となるチャンピオンの獲得、10年以来となるタイトル争いに加わるため、ドゥカティ・チームから招集を受けたロレンソは、最高峰クラスに進出した08年から9年間走り続けたヤマハからの乗り換えに挑戦。ヘレス・サーキットで実施した3日間のプライベートテストが功を奏し、第4戦スペインGPで初表彰台を獲得したが、年間を通じて獲得した表彰台数は3つ。

125ccクラス1年目の02年と250ccクラス1年目の05年以来、12年ぶりとなる未勝利。デビュー戦以来15年ぶりとなるポールポジションなしのシーズンとなったが、後半戦からフェアリングが投入され、冷静にデータを分析するようになると、徐々にパフォーマンスが高まり、第14戦アラゴンGPで2度目の表彰台を獲得。第17戦マレーシアGPではトップを走行して2位を獲得するなど、ドゥカティに適応してきたことを証明。

18年型プロトタイプマシン、デスモセディチGP18が投入された今年最初のオフィシャルテストでは、15年に樹立されたテストベストラップを更新する最速時計を叩き出し、16年8月以来となる1番手に進出。幸先のスタートを切ることに成功したが、2度目のオフィシャルテストは総合16番手、3度目は総合10番手。

開幕戦の舞台、ロサイル・インターナショナル・サーキットでは、初開催の04年に優勝。中量級で2連覇を達成した06年と07年に連続優勝。最高峰クラスに進出してからは、3勝を含む7度の表彰台を獲得。ドゥカティが毎年優勝争い、表彰台を獲得するトラックでもあり、史上5年目となる2メーカーでのチャンピオンを視野に、最高峰クラスで4度目、通算6度目のタイトル獲得に向け、カタールに再上陸する。

当サイトのサービス、ビデオパスでは、開幕戦カタールGPのプレスカンファレンスから生中継とオンデマンドを配信。アーカイブビデオの見放題や360度オンボードカメラによる疑似体験などを提供するだけでなく、タブレットとモバイルにも対応することから、いつでも、どこでも、観たいときに視聴が楽しみめる。