第3戦アメリカズGP~MotoGP™クラスプレビュー

初めてポイントリーダーに飛び出したクラッチローに総合2位のドビツィオーソ、5年連続優勝のマルケスらが挑戦。

第3戦アメリカズGPは今週末、サーキット・オブ・ジ・アメリカズで20日に初日、22日に決勝レース(開催時間14時00分/日本時間23日04時00分)が行われ、前戦アルゼンチンGPで16年10月の第16戦オーストラリアGP以来となる優勝を挙げ、英国人ライダーとしては79年以来、49年ぶりにポイントリーダーに飛び出したカル・クラッチローが昨年4位に進出した当地で、ライバルたちの挑戦を受ける。

初開催の13年から昨年まで、5年連続してポール・トゥ・フィニッシュを達成するなど、米国で圧倒的な強さを誇る総合5位のマルク・マルケスは、連続ペナルティで18位だった前戦を一蹴する走りと結果で、18ポイント差のギャップを詰めに行きたいところ。10日に前戦で骨折した右手首を手術した総合12位のダニ・ペドロサは、回復具合を確認するが、参戦は微妙。

前戦の6位で3ポイント差の総合2位に後退したアンドレア・ドビツィオーソと15位で初ポイントを稼いだ総合20位のホルヘ・ロレンソを筆頭に、ポールポジションから4位獲得で総合6位に浮上したジャック・ミラー、2戦連続してトップ10入りした総合7位のダニロ・ペトルッチ、自己最高位を獲得した総合11位のティト・ラバットは、当地初優勝と上位進出を目指す。

前戦の2位で10ポイント差の総合3位に浮上したヨハン・ザルコ、2戦連続して巻き返しの走りを見せた総合4位のマーベリック・ビニャーレスは、当地での初優勝、初表彰台を狙い、接触転倒の19位で総合8位に後退したバレンティーノ・ロッシは、昨年3度目の表彰台を獲得したアメリカズで巻き返しを図る。

最高峰クラスで初めて表彰台を獲得した総合9位のアレックス・リンスと2戦連続して1桁台に進出したアンドレア・イアンノーネは、ホンダ、ドゥカティ、ヤマハに挑戦すれば、前戦で初ポイントを獲得したKTMとアプリリアは、上位陣とのギャップを詰め、今季初のトップ10入りを目指す。

新人勢では、ハフィス・シャリンとフランコ・モルビデッリは、3戦連続のポイント圏内、トーマス・ルティとチャビエル・シメオンは初ポイントの獲得を目指し、前戦で13位だった中上貴晶は、新人勢の最高位を狙う。

当サイトの『VideoPass』とオフィシャルアプリの『Official MotoGP™ App』では、19日12時00分、日本時間の20日02時00分のプレスカンファレンスから決勝レース後のプレスカンファレンスまでライブ配信を提供。