レプソル・ホンダの発表会に新旧王者たちが登場

ホンダ&レプソルのコラボ25周年を迎え、マルケス&ロレンソが19年型RC213V、ドゥーハン&クリビーレが95年型NSR500と共に登壇。

ホンダのファクトリーチーム、レプソル・ホンダ・チームは23日、スペインの首都マドリード市内に位置するレプソル社の本社で19年シーズンのチーム発表会を実施。所属7年目を迎える18年王者のマルク・マルケスと新加入した総合9位のホルヘ・ロレンソが19年型のプロトタイプマシン、RC213Vを初披露した。

最高峰クラス7年目を迎える25歳のスペイン人ライダー、マルケスは、「ドリームチームと呼ばれるのは好きじゃない。それはシーズン末に評価されるべきで、トラックで成し遂げることだ。このチームに所属することは、勝利、表彰台、チャンピオンシップに闘うことを要求される。結果が全てだ。」

「キャリアで最も退屈な冬になってしまった。肩の回復に向けて、いろいろと犠牲にするときだった。手術は思っていた以上に厳しいもので、回復までにある程度の時間が要求されるけど、テストに向けて、ほぼ準備が整った。肩を強化するために、ジムでのフィジカルトレーニングを始めた。ほぼ毎日のように僕の家に住み込んで、指導してくれるトレーナーに感謝したい。」

「レプソル・ファミリーの一員になれることは名誉なこと。僕のアイドルたちは、このチームに所属し、子供の頃から、このチームに所属することを望んでいた。スペイン選手権に参戦したときから支援を受けている。25年前は生まれたばかりの赤ん坊だったけど、今はレプソルの歴史に貢献している。チャンピオンたちと一緒に、ここに居られることが信じられない。」

「中量級1年目のとき、最高峰クラスに昇格する提示を受けたけど、レプソル・ホンダではなかった。レプソル・ホンダに所属することを望んでいたんだ。チームを移籍?僕が夢に見ていたチームに所属する。ホンダとレプソルの関係は、目標を達成するために上手く噛み合っている」と、改めてレプソル・ホンダに所属する喜びを語った。

最高峰クラス12年目にホンダのファクトリーチーム入りした31歳のスペイン人ライダー、ロレンソは、「このチームは他のレベルだ。昨年まで他のチームに所属していたけど、バレンシアのテストで、彼らは僕にチームが利用可能であることを提供してくれ、僕に対する信頼感を示してくれた。」

「予期しなかった状況に対して、最善の手段で立ち向かわなければいけない。ポジティブになる必要がある。舟状骨は治り難い骨の一つだけど、今日の治療法を利用すれば、回復期間を大幅に短縮できる。手術が必要で、セパンのテストを欠場することになったけど、アイデアはカタールのテストに間に合わせることだ。」

「ホンダ車への適応に関して話題にするのは、まだ早すぎる。11月のテストは、タイの負傷から回復している途中で、まだ体調が万全ではなかった。ホンダ車は旋回性がとても良い。グループが凄く気に入った。まずは回復すること。その後に、人々が話題にする『ドリームチーム』になるように証明しよう」と、チームとバイクの印象、21日に手術を受けた左手の回復位を語った。

発表会には、HRC取締役レース運営室室長の桒田哲宏、レプソル社から最高経営責任者のアンドニオ・ブルファウ、チームマネージャーのアルベルト・プーチ、25年前の95年に起用されたミック・ドゥーハンとアレックス・クリビーレ、トライアル世界選手権に参戦するレプソル・ホンダのトニー・ボウと藤波貴久らが出席。

レプソル・ホンダは、2月6日から第18戦マレーシアGPの開催地、セパン・インターナショナル・サーキットで実施されるオフィシャルテストに参加する。

ビデオパス』では、レプソル・ホンダが参加する2月6日からセパン・インターナショナル・サーキットで開催されるオフィシャルテストのビデオコンテンツを提供。