オフィシャルテストプレビュー~マルケスが左肩の回復具合を確認

昨年総合1番手の新加入ロレンソは左手骨折で欠場。右足首を骨折したクラッチローは復帰を予定。

最高峰クラスは、2月6日から3日間、第18戦マレーシアGPの開催地、セパン・インターナショナル・サーキットで19年シーズン3度目、今年最初のオフィシャルテストを実施。3冠連覇に挑むレプソル・ホンダの18年王者マルク・マルケスは、昨年7番グリッドから年間9勝目を挙げた当地で手術を受けた左肩の回復具合を確認する。

3年連続5度目、通算7度目のタイトル獲得に成功した後、11月にサーキット・リカルド・トルモとヘレス・サーキット-アンヘル・ニエトで開催されたオフィシャルテストでは、転倒を回避しながら、19年型のプロトタイプマシン、RC213Vの仕様を決める合計4日間のテストプログラムを遂行。

12月4日にスペイン・バルセロナ市内の大学病院で左肩の脱臼癖を克服する手術を受けた後、3月10日の開幕戦カタールGPを視野に入れ、フィジカルトレーナーの指導に従い、バケーション返上でリハビリプログラムに取り組んでいる。

HRCは、新加入のホルヘ・ロレンソがトレーニング中に左手の舟状骨を骨折したことから、1月23日から2日間のプライベートテストを実施し、2月1日から3日間のシェイクダウンテストに参加を予定しているテストライダー、ステファン・ブラドルを代役としてオフィシャルテストに招集することを決断。

3人目のファクトリーライダー、カル・クラッチローは第17戦オーストラリアGPの右足首骨折から15週間ぶりに復帰を予定。テストプログラムに着手する前に、回復具合を確認する。

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