ドルフリンガーとアスパルが殿堂入り

軽量級で4連覇を達成した両雄が30人目、31人目のレジェンドとして殿堂入り。

ドルナスポーツは28日、ステファン・ドルフリンガーホルヘ・マルティネス・アスパルの2人がレジェンドとして、殿堂入りすることを発表。7月の第9戦ドイツGPと11月の最終戦バレンシアGPの際に授賞式が行われることになった。

スイス出身のドルフリンガーは、90年に引退するまで73年から18年間に渡って、50ccクラス、80ccクラス、125ccクラスに参戦。82年から2年連続して50ccクラスでチャンピオンに輝き、84年には初開催の80ccクラスで初代王者、翌年にはタイトル防衛に成功。通算159戦に参戦し、優勝18回、表彰台58回を獲得した。

「レジェンドになるとニュースを聞いたとき、私は押しつぶされそうになりました。このような輝かしい名前が並ぶグループに加わることを大変嬉しく、そして、とても誇りに思います。」

「私がレースに参戦していたとき、一番好きなナンバーは1番でした。当時はワールドチャンピオンがその番号を付けるのが慣例で、その機会を4度も得られたことは幸運でした。レジェンドになるということで圧倒され、殿堂入りを大変誇りに思います」と、感激を語った。

スペイン出身のアスパルは、97年に引退するまで82年から16年間に渡って、50ccクラス、80ccクラス、125ccクラスに参戦。85年から4年連続して80ccクラスでタイトルを連覇。通算196戦に参戦し、優勝37回、表彰台61回を獲得した。

「私は大きな幸福感に包まれています。カルメロ・エスペレータからレジェンドになることを伝えれたときは、大きな驚きでした。偉大なライダーたちのグループに仲間入りするという感動的なニュースです。それに加え、今年はレースデビューから40周年であり、グッドなニュースと素晴らしい思い出でいっぱいです。」

「レジェンドに命名されたライダーたちは、モーターサイクルの歴史において、ベストであり、アンヘル・ニエト、ミック・ドゥーハン、ジャコモ・アゴスチーニ、ニッキー・ヘイデンといった神話的なライダーたちのグループの一員になれることは信じられません。」

「ステファン・ドルフリンガーは、私より年上で、私が世界選手権への参戦を始めたときには、既にチャンピンでした。破るべきライバルの1人であり、目標とするライダーの1人でしたが、彼との関係に関しては素晴らしい思い出があります。とてもスムーズな走りで、速く、エレガントなライダーでした」と、喜びを語り、同時に殿堂入りするドルフリンガーとの思い出を語った。

レジェンド
ジャコモ・アゴスチーニ
ウェイン・レイニー
マイク・ヘイルウッド
ケビン・シュワンツ
アンヘル・ニエト
ミック・ドゥーハン
カルロ・ウビアリ
ケニー・ロバーツ
アントン・マング
ワイン・ガードナー
ジェフ・デューク
バーリー・シーン
フィル・リード
ジョン・サーティース
加藤大治郎
ジム・レッドマン
エディ・ローソン
フレディ・スペンサー
ヤーノ・サーリネン
ケーシー・ストーナー
マルコ・シモンチェリ
ニッキー・ヘイデン
アレックス・クリビーレ
フランコ・ウンチーニ
ケニー・ロバーツ・ジュニア
マルコ・ルッキネリ
ランディ・マモラ
コーク・バリントン
ダニ・ペドロサ
ステファン・ドルフリンガー
ホルヘ・マルティネス・アスパル

Dorflinger