『MotoE™』~ネクスト・ストップ... ルマン!

注目はスーパーバイク世界選手権の第3戦オランダ大会レース1で初参戦初優勝を挙げたニコラス・スピネッリ

FIM Enel MotoE™ World Championship(MotoE™世界選手権)』の第2戦フランス大会は、今週末にルマンブガッティ・サーキットで開催。5月10日にプラクティスと公式予選、11日に2レースを実施する。

開幕戦ポルトガル大会

開催5年目にタイトルを獲得したマッティア・カサデイは、参戦6年目の緒戦で3位と1位。タイトル連覇に向けて、キャリアのベストスタートを決めた後、ダブル参戦する『Moto2™欧州選手権』の開幕戦ミサノ大会で4位、第2戦エストリル大会で初優勝と2位を獲得してポイントリーダーに飛び出すことに成功。

今週末はトライアル製のエンジンを搭載したボスコスクロ機からドゥカティ製の電動二輪車『V21L』に乗り換えれば、3年連続4年目の参戦となるエクトル・ガルソは連続2位を獲得して好発進。1ポイント差の逆転を目指す。

テストから好走を見せ、緒戦で主役に飛び出したのは、参戦2年目のニコラス・スピネッリ。レース1で優勝。レース2ではトップ走行中に転倒を喫したが、ダニロ・ペトルッチの負傷代役に抜擢され、4月19日から21日にTT・サーキット・アッセンで開催された『スーパーバイク世界選手権』の第3戦オランダ大会に初参戦し、ドゥカティ『Panigale V4R』を初めて試乗したにも関わらず、2日目のレース1で初優勝を挙げる快挙を達成。今週末に注目が集まる。

昨年のルマンでは、2020年&2021年王者ジョルディ・トーレスがレース1、2019年王者マッテオ・フェラーリがレース2で優勝。緒戦のレース1で転倒を喫して、出遅れた両雄がポイント差の挽回を目指せば、『Moto2™』から復帰した総合4位ルーカス・トゥロビッチとレギュラー参戦のデビュー戦で表彰台を獲得した総合6位オスカル・グティエレスにも注目。

タイムスケジュール

5月10日(金)
08時30分(15時30分): プラクティス1(15分間)
12時45分(19時25分): プラクティス2(15分間)
17時05分(24時05分): 公式予選1(10分間)
17時25分(24時25分): 公式予選2(10分間)
5月11日(土)
12時15分(19時15分): レース1(8ラップ)
16時10分(23時10分): レース2(8ラップ)