Moto3™クラスプレビュー

残り5戦、125ポイントのタイトル争いで、総合1位のビンダーが初タイトル獲得に向けて、優勝、2位を目指す。

第14戦アラゴンGPは、モーターランド・アラゴンで23日に開幕、25日に決勝レース(日本時間18時00分)が行われ、第2戦アルゼンチンGPからポイントリーダーの座を維持するブラッド・ビンダーが、タイトル獲得の条件となる優勝、または2位の進出を目指す。

前戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPで2戦連続5勝目を挙げた21歳の南アフリカ人ライダーは、残り5戦、125ポイントのタイトル争いにおいて、総合2位にアドバンテージを106ポイント差に拡大。ライバルの成績に関係なく、19ポイント以上を加算すれば、タイトル獲得となる。

前戦の2位で総合2位に浮上したエネア・バスティアニーニは、昨年優勝争い中の最終ラップに、2番手を走っていたビンダーの後輪に激突。2人が転倒リタイアを喫したが、総合2位の獲得に向けて、今季初優勝、5度目の表彰台を狙う。

前戦で今季9度目の転倒を喫した際に左肩を脱臼して、今季5度の0ポイントにより、総合3位に後退したホルネ・ナバーロは、昨年2位を獲得した当地で5ポイント差の総合2位に挑戦。

注目の新人王争いは、総合4位のニコロ・ブレガを中心に、総合6位のジョアン・ミル、総合7位にファビオ・ディ・ジャンアントニオらが昨年のMoto3™ジュニア世界選手権、レッドブル・ルーキーズ・カップの参戦でレース経験がある当地で、表彰台に挑戦する。

日本勢では、総合23位の尾野弘樹と総合26位の鈴木竜生が、昨年10位と16位に進出した左回りトラックで、トップ10、ポイント圏内の進出を目指す。