マルケス「昨年の代償は大きかった」

トリプルAを決めた後、最初のチャンスとなったホンダのホームトラックで、史上最年少となる最高峰クラス3度目のタイトル獲得に成功。

レプソル・ホンダのマルク・マルケスは、第15戦日本GPのウォームアップ走行で週末3度目、今季30度目の1番時計を記録した後、決勝レースでは、2番グリッドからプラクティスを再現するようなペースを刻んで優勝。前戦アラゴンGPから2戦連続5勝目、最高峰クラスで29勝目、ツインリンクもてぎで4年振り3勝目、キャリア通算55勝目を挙げ、タイトル争いのライバル、総合2位のバレンティーノ・ロッシと総合3位のホルヘ・ロレンソが転倒リタイアを喫したことから、シーズン3戦を残してタイトル獲得に成功。当地で2年振り、最高峰クラスで3度目、キャリア通算5度目のチャンピオンに輝いた。

「ロッシがアウトしたのを見て、OKだ、以前のように優勝に向けて闘おうと考えた。そして、ロレンソが転倒した。それが何を意味するのか気づいたとき、ギアを何度も外してしまった。ゴールラインを通過したとき、スペシャルシャツが準備されていることを期待していなかったけど、僕を信じてくれていた。」

「スターティンググリッド上で、チーフメカニックのサンティが、『優勝に向けてプッシュしないでくれ』と、頼まれたけど、そうやるべきだと感じていた。期待していなかった最高のパーティだと思う。ピットボックから始まり、どこで終わるのだろうか。」

「シーズンの始まりは難しかった。僕のキャリアで最も困難だった。2勝を挙げた後、ポイントリーダーに飛び出して、2位、または3位でフィニッシュすることが許された。昨年タイトルを逃して、大きな代償を払った。全てのことを学んだけど、シーズンを通じて難しかった。」

「ロッシが僕に追いついたとき、バトルはしたくなかった。その後、ホルヘとのアドバンテージをコントロールすることにトライしたけど、彼がアウトになったのを見て、ミスを犯し始めた。ドビツィオーソが接近して来て、行かなければいけないと考えた。今年のプレッシャーは大きかった。特にシーズンの序盤。昨シーズン末は非常に厳しかった。木曜から日曜は、バイクに集中した。これが鍵だった」と、プレスカンファレンスで決勝レースとシーズンを振り返った。