『FIM CEV REPSOL』~フェルミン・アルデグエルがデビュー優勝

1月に契約を解消され、行き場を失ったアロンソ・ロペスが中量級デビュー戦で連続2位

国際モーターサイクリズム連盟の主催大会『FIM CEV REPSOL』は週末、ポルトガル・エストリル大会をエストリル・サーキットで開催。『Enel MotoE™ World Cup(MotoE™ワールドカップ)』に最年少16歳でデビューを予定するフェルミン・アルデグエル(スペイン)が2連勝を達成。鮮烈なデビューを飾った。

『Moto3™ Junior World Championship(Moto3™ジュニア世界選手権)』
7人のティーンエージャーたちによる優勝争いが最終ラップまで展開され、5番グリッドのダニエル・オルガド(スペイン)が初優勝。2番グリッドのダビド・サルバドール(スペイン)は0.195秒差の自己最高位2位を獲得。

前週末の『Red Bull MotoGP Rookies Cup(レッドブル・ルーキーズ・カップ)』の開幕戦ポルトガル・ポルティマオ大会で2連勝を挙げた『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ) 』王者ダビオ・アロンソ(コロンビア)は、12番グリッドから終盤にトップグループに追いつき、デビューレースで1.014秒差の3位表彰台を獲得。

アジア・タレント・カップ出身でジュニア・タレント・チームに所属するマリオ・アジ(インドネシア)と松山拓磨(まつやまたくま)は優勝、表彰台争いを繰り広げて4位と6位に進出。西村硝(にしむらしょう)は25番グリッドからスタートする予定だったが、ウォームアップラン直前に技術的な問題が発生したことから最後尾からスタートしたが5ラップ目に転倒リタイア。

『Moto2™ European Championship(Moto2™欧州選手権)』
スーパーストック600との併催で2レースが開催。第1レースと第2レースで昨年のスーパーストック600王者アルデグエルが2番グリッドから連続優勝を挙げれば、アロンソ・ロペス(スペイン)は3番グリッドから連続2位。2人の新人がボスコスクロ(旧スピードアップ)を駆け、デビュー戦で連続表彰台を獲得。

中量級3年目を迎えたアダム・ノルディンは、4番グリッドから第1レースで自己最高位となる3位を獲得すれば、今季も『MotoE™ワールドカップ』とダブル参戦するルーカス・トゥロビッチ(ドイツ)は初のポールポジションから第2レースで3位表彰台。フル参戦2年目の羽田太河(はだたいが)は5番グリッドから6位と5位。フル参戦3年目の石塚健(いしづかたけし)は18番グリッドから連続15位だった。

『European Talent Cup(ヨーロピアン・タレント・カップ) 』
日本から参戦の内海孝太郎(うちうみこうたろう)は、36番グリッドから第1レースで31位、第2レースで24位だった。

次戦スペイン・バレンシア大会は、2週間後の5月9日にサーキット・リカルド・トルモで開催する。

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