『Moto3™クラス』プレビュー~デニス・フォッジャがトップ2に挑戦

鈴木竜生を筆頭とした日本勢が19年以来2年ぶり2度目の優勝、シーズン初優勝を狙う

第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPは、ミサノ・ワールド・サーキット-マ ルコ・シモンチェリで9月17日に初日、19日に決勝レースを開催。前戦アラゴンGPで今季初の転倒リタイアに沈んだポイントリーダーのペドロ・アコスタは当地初挑戦。素早くトラックに適応し、タイトル争いのアドバンテージを維持したいところ。

最終ラップの転倒で2戦連続3度目の0ポイントに終わった総合2位セルジオ・ガルシアは46ポイント差。昨年25位と17位の経験を活かして、アコスタの前でフィニッシュし、確実のポイント差を詰めに行く。

今季3勝目、3戦連続7度目の表彰台を獲得して総合3位に浮上したデニス・フォッジャは、アコスタに67ポイント差、ガルシアに対しては12ポイント差まで接近。決勝レース後には、残り5戦125ポイントのタイトル争いに挑戦することを宣言したことから、今週末のパフォーマンスに注目が集まる。

転倒車と激突を間一髪で回避しながら、開幕から13戦連続してポイントを連取した総合4位のロマーノ・フェナティは、2017年に優勝。昨年の2連戦では1戦目にコンマ9秒差の8位、2戦目は優勝。ミサノ最多となる3勝目を狙う。

日本勢の筆頭は、2019年に感動的に優勝を挙げ、昨年の1戦目で3位を獲得した総合13位の鈴木竜生。チームのホームレースで今季初優勝、初表彰台を狙い、総合8位の佐々木歩夢、総合12位の鳥羽海渡、総合18位の山中琉聖は上位進出、総合25位の國井勇輝はポイント圏内の進出を目指す。

『Moto3™クラス』の決勝レースは、9月19日現地時間11時00分、日本時間18時00分スタート。『motogp.com』ではフリー走行1から全セッションの生中継で配信。

タイムスケジュール
9月17日(金)
09時00分(16時00分): フリー走行1(40分間)
13時15分(20時15分): フリー走行2(40分間)
9月18日(土)
09時00分(16時00分): フリー走行3(40分間)
12時35分(19時35分): 公式予選1(15分間)
13時00分(20時00分): 公式予選2(15分間)
9月19日(日)
08時40分(15時40分): ウォームアップ走行(20分間)
11時00分(18時00分): 決勝レース(23ラップ)

過去の決勝レースリザルト
2020年サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニ-ドライコンディション
優勝:ジョン・マックフィー(ホンダ)
2位:小椋藍(ホンダ)+0.037秒差
3位:鈴木竜生(ホンダ)+0.232秒差
2020年エミリア・ロマーニャ&リビエラ・ディ・リミニ-ドライコンディション
優勝:ロマーノ・フェナティ(ハスクバーナ)
2位:チェレスティーノ・ヴィエッティ(KTM)+0.036秒差
3位:小椋藍(ホンダ)+0.121秒差
2019年-ドライコンディション
優勝:鈴木竜生(ホンダ)
2位:ジョン・マックフィー(ホンダ)+0.112秒差
3位:トニー・アルボリーノ(ホンダ)+0.201秒差
2018年-ドライコンディション
優勝:ロレンソォ・ダッラ・ポルタ(ホンダ)
2位:ホルヘ・マルティン(ホンダ)+0.058秒差
3位:ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)+0.122秒差
2017年-ウェットコンディション
優勝:ロマーノ・フェナティ(ホンダ)
2位:ジョアン・ミル(ホンダ)+28.594秒差
3位:ファビオ・ディ・ジャンアントニオ(ホンダ)+39.594秒差
2016年-ドライコンディション
優勝:ブラッド・ビンダー(KTM)
2位:エネア・バスティアニーニ(ホンダ)+0.262秒差
3位:ジョアン・ミル(KTM)+1.416秒差

 

最先端の多視点観戦、マルチスクリーンを提供する『VideoPass(ビデオパス)』では、第14戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPのフリー走行1から決勝レースまで全セッションを完全網羅の生中継で配信