チャンピオンシップの商業権を所有するドルナスポーツは22日、オフィシャルビデオゲームを利用したエレクトロニックスポーツのチャンピオンシップ『MotoGP™ eSport Championship (イースポーツ)』を2022年も開催することを発表。6年目を迎えるシーズンは、開催規模が拡大されるだけでなく、賞金が初めて準備される。
開催5年目の2021年は、27回のオンラインチャレンジ、8回のオンサイトイベント、7回のバーチャルイベントを開催。世界16の放送局で中継され、1億300万回の動画再生、4億6700万回のウェブインプレッション、1320万回のオンラインエンゲージメントを記録。
開催6年目は、『Global Series(グローバルシリーズ)』を拡大。昨年は4戦が開催されたが、今年は5戦が計画され、参戦数は11チームから12チームに増加。
『グローバルシリーズ』の参戦を決定する『Pro Draft(プロドラフト)』は、3月3日から昨年同様に4つのイベント、オンラインチャレンジが予定され、その1戦は、ソーシャルメディアチャンネルを通じて、参加者たちが使用するバイクを選択するための投票が行われる。選択肢は、ケビン・シュワンツのスズキ機(1993年)、ウェイン・レイニーのヤマハ機(1993年)、ミック・ドゥーハンのホンダ機(1994年)、アレックス・クリビーレのホンダ機(1999年)の4つバイク。
『プロドラフト』の上位24名と昨年開催された『Rising Stars Series(ライジング・スターズ・シリーズ)』から地域別チャンピオンの3名が『Draft Selection(ドラフトセレクション)』に駒を進め、プレミアクラスに参戦12チームがレギュラープレイヤーとリザーブプレイヤーを選択する。
『グローバルシリーズ』は全5戦。第1ラウンドは、5月27日に第8戦イタリアGPの併催としてムジェロ・サーキットで開催され、第2ラウンドは7月1日にオンライン開催。
第3ラウンドは、8月19日に第14戦オーストリアGPの併催としてレッドブルリンクで行われ、第4ラウンドは9月23日にオンラインで実施され、ファイナルラウンドは11月4日に最終戦バレンシアGPの併催として、サーキット・リカルド・トルモのパドック内に設置される特設ステージで開催される。
使用するビデオゲームは、世界で最も歴史のあるレーシングゲームを開発するイタリアのビデオゲームメーカー『Milestone(マイルストーン)』が制作した2022年版のオフィシャルビデオゲーム『MotoGP™22』。使用するゲーム機は、パーソナルコンピュータ及び周辺機器の製造販売する『Lenovo(レノボ)』から供給される高性能でスタイリッシュなゲーミングPC『LenovoLegion™(レノボ・レギオン)』。参加者全員が同じ条件で対戦する。
さらに、世界中からヤングタレントを発掘する目的で立ち上がった『ライジング・スターズ・シリーズ』は今年も開催。昨年2位獲得した『Piero Ricciuti55』は当大会の卒業生。
開催初年度からパートナーである『BMW M』からはスペシャルプレミアムが毎年準備され、昨年は『X4 M40i』(車両本体価格925万円)が優勝者『Trast73』に贈呈され、開催6年目も多くの賞品が準備されている。
Impossible overtakes, crashes and last lap battles decided by the narrowest margins ????
— MotoGP eSport (@MotoGPeSport) November 24, 2021
A review of the best moments of the 2021 Global Series thanks to @oakley ????
We know it's hard to choose but, which one is your favourite? ????#MotoGpeSport #eSports pic.twitter.com/yBw199GEko