開幕戦カタールGP~MotoGP™クラスプレビュー

チャンピオンシップ69年目のシーズンが、11年連続して中東カタールで開幕。23名のトップタイダーたちが輝く照明の下、シーズンのスタートを切る。

2017年シーズンのオープニングランド、開幕戦カタールGPは、ロサイル・インターナショナル・サーキットで23日(木)に開幕、26日(日)に決勝レース(日本時間の27日3時00分)に行われ、12チーム、23名のレギュラーライダーたちがチャンピオンを目指し、シーズンをスタートさせる。

2004年10月、首都ドーハの郊外、砂漠の真ん中に建設された当地は、今年で14年目の開催を迎え、2007年から11年連続の開幕戦、2008年からは1000本の照明灯の下、10年連続のナイトレースとなる。

昨年最高峰クラスで2年ぶり3度目のタイトルを獲得したマルク・マルケスは、今年実施された3度のオフィシャルテストで総合3番手、2番手だった後、当地では5度の転倒を喫して総合11番手に後退したが、2番グリッドから3位表彰台を獲得した昨年よりも準備が進んだことを説明すれば、総合5番手、3番手、3番手に進出したチームメイトのダニ・ペドロサも同じ意見でテストを終了。

3年連続して総合2位を獲得したバレンティーノ・ロッシは、総合6番手、12番手だった後、当地では6番手。2017年型YZR‐M1の理解が難しく、「ミラクルが必要」とプレシーズンの全日程が終了後に打ち明ければ、加入したチームメイトのマーベリック・ビニャーレスは、昨年11月のオフィシャルテストから4度連続して総合1番手に進出。開幕戦だけでなく、シーズンのタイトル候補に浮上。「優勝争いの準備ができた」と、自信を見せた。

総合3位のホルヘ・ロレンソは、9年間所属したヤマハからドゥカティに移籍。本格的な準備が始まった1月下旬からのオフィシャルテストでは、総合10番手、8番手だった後、昨年ポールポジションから優勝を挙げた当地で4番手に進出すれば、総合5位のアンドレア・ドビツィオーソは、総合4番手、7番手だった後、2年連続の2位を獲得した当地で2番手に進出。

ドゥカティから供給されたデスモセディチGP16を使用するアルバロ・バウティスタとスコット・レディングは、当地で総合5番手と7番手に進出し、当地に対するドゥカティの戦闘力を証明。デスモセディチGP17が投入されたダニロ・ペトルッチは、実戦でのテストライダーに指名され、テストに専念したことから総合18番手。もう1人、デスモセディチGP16を使用するエクトル・バルベラは、左鎖骨骨折から復帰を予定。

チーム体制が一新したスズキとアプリリアは、総合9位のアンドレア・イアンノーネが総合2番手、13番手、13番手。総合11位のアレイシ・エスパルガロは、総合13番手、10番手、12番手。

新規参戦のKTMは、当地で実施されたオフィシャルテストでテストライダーのミカ・カリオを招集。ブラッドリー・スミスとポル・エスパルガロは、総合21番手と22番手だったが、収集したデータを参考に、ポイント圏内を争うグループへの接近を目指す。

2度の優勝で総合7位、インディペンデントチームライダー勢の最高位に進出したカル・クラッチローは、マルケスとペドロサと共にRC213Vのテストプログラムを実行。転倒リタイアで出遅れた昨年を教訓に、開幕ダッシュを狙えば、総合18位のジャック・ミラーと総合21位のティト・ラバットは、3年目、2年目の飛躍を目指す。

4名がエントリーする新人勢。総合7位のジョナス・フィルガーが2016年型YZR‐M1を使用し、今年2度目と3度目のオフィシャルテストで新人勢の最高位となる総合4番手と8番手に進出。上位進出が可能なレースペースを掴めば、王者ヨハン・ザルコ、総合3位のアレックス・リンス、総合5位のサム・ロウズは、デビュー戦を迎える。

当サイトでは、22日(水)17時00分(日本時間の23時00分)のプレスカンファレンスから生中継で配信する。

#QatarGPCountdown // @jorgelorenzo99

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