「未熟なミス、成熟するときが来た」

来季の同僚にジャック・ミラーを個人的希望として指名したが、エネア・バスティアニーニを高評価

ドゥカティ・レノボ・チームフランチェスコ・バグナイアは、第7戦フランスGPの決勝レースで、2戦連続のポールポジションからレースの主導権を握っていたが、20ラップ目に今季5度目の転倒。開幕戦カタールGP以来今季2度目の転倒リタイアを喫し、総合7位に後退した。

「あの瞬間までは、完璧なレースだった。上手くマネジメントし、グッドなペースを維持していた。エネアが追いついたとき、昨年のアラゴンでマルク・マルケスに対して使った同じ戦略を用いて、直ぐに抜き返した。その後、8コーナーでミスを犯してしまった。ブレーキングでフロントタイヤがブロックしてしまい、ワイドになってしまった。僕は強かった。自分にプレッシャーをかけず、落ち着いてポジションを挽回できると考えていた。最後のコーナーに少しゆっくりと入ろうとしたら...25ポイントを失ってしまった。」

「フリー走行4とウォームアップ走行で刻んだペースを維持した。唯一の違いは、フロントにソフトタイヤではなく、ミディアムタイヤを履いたこと。気温が上昇したから、そのタイヤを選択したけど、問題はなかった。通常より少し遅かったけど、データをチェックしても分かり難い。」

「驚いたことは、ファビオ・クアルタラロがいなかったこと。昨日も言ったように、全てがヘレスのときと同じように上手く進んでいた。暑さは問題にならなかった。エネアがグッドなペースで走れることは分かっていた。彼はセクター1で速い。僕はセクター3と4で速かった。今日のようなミスを犯してチャンピオンシップに勝つことはできないから、何が起きたのかを理解し、改善するために、このから数日間を費やす。もっと成熟するときが来た。」

「特定のミスを犯すことは許されない。昨年のムジェロでは他の理由で転んでしまい、ミサノでは極端なタイヤ選択が原因で転倒してしまった。今日は未熟なミスだった。本当の間違いは、8コーナーではらんでしまったこと。エネアがもっと近づいていると思った。あの瞬間、一息すると転んでしまった。時々、バイクの上で特に気分が良いと、誰かがどれぐらい近くにいるのか気づかないことがある。7戦で非常に悪いレースが3つもあった。唯一の慰めは、優勝争い中に転んだこと。」

希望するチームメイトは?
「2018年からジャック・ミラーとコンビを組んでいるから、お互いに良く理解している。彼と一緒に仕事に取り組むことが好きだから、彼が僕の最初の選択肢だと言ったのは、普通のことだけど、チームメイトを選ぶのはドゥカティであり、僕はエネアが来ても、ホルヘ・マルティンが加入しても問題はない。いつもチームメイトとは良好な関係があった。それに、エネアはファクトリーチームに値することを証明したと思う。」

第6戦スペインGPで優勝を挙げて、33ポイント差の総合5位に浮上した後、46ポイント差の総合7位に後退したフランチェスコ・バグナイアは、昨年トップ走行中に転倒を喫したホームサーキット、ムジェロ・サーキットで今季2勝目を狙い、上位陣とのポイント差を詰めに行く。

 

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