マルケス:「全員に勝ちたい」

タイトル奪回に挑戦するシーズン序盤と握手を交わしたロッシとの関係を振り返る。

レプソル・ホンダのマルク・マルケスは14日、8月の第10戦オーストリアGPの開催地、レッドブル・リングを訪問。撮影のために市販車のホンダRC213V-Sに乗り込み、レイアウトを把握する機会を得た後、所属チームのスポンサーであるレッドブル社のインタビューに応え、前戦カタルーニャGPまでのシーズンを振り返った。

狩る方、狩られる方、どちらを好む?

もちろん、最も高いところに位置したい。現時点で10ポイント差。転んで、僅か3ポイントしか稼げなかったルマンのようにミスを犯してしまえば、アドバンテージが縮まったり、抜かれてしまったりするから、ポイントリーダーになる方が良い。もし、総合2位、総合3位なら、ポイントを失うことも、ミスを犯すことも許されない。

Marc Marquez, Repsol Honda Team, Gran Premi Monster Energy de Catalunya

10ポイント差をどう考える?

正直、10ポイント差はないに等しい。次戦で僕が3位で、ホルヘが優勝したら、その差はわずか1ポイントになってしまう。当然、10ポイントは無いよりもいいけど、バレンティーノとは22ポイント差だから、非常に接近していると言える。7戦を終えて、3人が25ポイント差以内ということは、最後まで接戦が続くことが予想される。

ホルヘはバレンティーノよりも強い

強敵なのはロッシ、それとも、ロレンソ?

サーキット次第だろう。ホルヘは彼の1日となれば、本当に速い。バレンティーノよりも強い。それに、スピードがあり、1ラップの速さがあるけど、その一方で、バレンティーノは豊富な経験を持つ。いかなる状況になっても、そこから有益なことを引き出す。彼とのバトルは非常に厳しく、週末に速くなくても、レースでは来る。非常に安定している。

全てのライダーたちは、大きなリスクを背負って走ることから、プロフェショナルな関係を築かなければいけない

バルセロナでは、ロッシと握手を交わした。ライバル関係に終止符を打ったということか?

僕にとって、ライバルは全てのライダー。トラックではチームメイトに勝ちたい、友人に勝ちたい、全員に勝ちたいけど、最終的には、全てのライダーは大きなリスクを背負って走ることから、プロフェショナルな関係を築かなければいけない。バレンシアの後、僕は手を差し出す準備があることを言った。握手を交わすまでは時間がかかったけど、握手を交わした。それが最も大切なこと。僕の側には何も問題はない。

今回の走行は、レースに役立つだろうか?

MotoGPマシンで走れれば良かったけど、競技規定により、走行日数に制限がある。このバイクは非常に似ていて、2か月後にここに戻って来るから、今回のテストは重要だった。少なくても、レイアウトを知ることになった。

Red Bull Ring
オフィシャルニュースレター
定期的にメールで配信される動画を含めたコンテンツの受信を希望する場合、オフィシャルウェブにユーザー登録