決勝レース:パウイが2度目の独走優勝

17歳のマレーシア人ライダーがアルゼンチンGPを再現する快走で優勝。鈴木は11位、尾野は転倒リタイア。

第9戦ドイツGPの決勝レースは17日、ザクセンリンクで行われ、総合17位のカイルル・イダム・パウイが第2戦アルゼンチンを再現するように独走で優勝を飾り、総合10位に浮上した。

気温17度、路面温度18度のレインコンディションの中、ウォームアップ走行で今季3度目の1番時計を記録した20番グリッドのパウイは、1ラップ目に7番手、2ラップ目に5番手、4ラップ目には1番手に浮上。ライバルたちを圧倒するハイペースで周回を重ねれば、2番グリッドのアンドレア・ロカテッリは、11.131秒差の2位に入り、キャリア最高位となる初の表彰台を獲得。

ポールポジションのエネア・バスティアニーニは、13.359秒差の3位。今季2度目の表彰台を獲得すれば、15番グリッドのヤコブ・コーンフィールは、今季最高位の4位。22番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオ、8番グリッドのジョン・マックフィー、5番グリッドのホルヘ・ナバーロ、6番グリッドのブラッド・ビンダー、7番グリッドのジュール・ダニーロ、11番グリッドのフランセスコ・バグナイアがトップ10入り。

23番グリッドの鈴木竜生は、37.688秒差の11位に入り、今季4度目のポイント圏内に進出。

4番グリッドのボ・ベンスナイダーは12位。3番グリッドのアロン・カネトは15位。17番グリッドのロマーノ・フェナティは18位。

9番グリッドの尾野弘樹は、2番手走行中の9ラップ目にハイサイドからの転倒を逃れて5番手に後退したが、12ラップ目にコースアウトから転倒リタイアを喫した。

チャンピオンシップは、ポイントリーダーのビンダーに負傷から復帰した総合2位のナバーロが47ポイント差に接近。

次戦オーストリアGPは、レッドブル・リングで8月12日に開幕、14日に決勝レースが行われる。