決勝レース:ルティが開幕戦以来の優勝

ロースとザルコが接触。ルティが復帰戦で優勝。モリデビッリと中上が表彰台。リンスが19番グリッドの7位まで挽回。

第12戦イギリスGPの決勝レースは4日、シルバーストンで行われ、総合5位のトーマス・ルティが優勝。開幕戦カタールGP以来、今季2勝目、中量級で7勝目、キャリア通算12勝目を挙げた。

気温18度、路面温度18度のドライコンディションの中、前戦チェコGPを欠場した10番グリッドのルティは、8ラップ目にグループの前に飛び出すと、最後までポジションを維持。4人による2位争いは、6番グリッドのフランコ・モルデビッリが競り勝って、0.856秒差の2位に入って自己最高位タイを獲得。

11番グリッドの中上貴晶は、1.179秒差の3位。今季3度目の表彰台を獲得すれば、5番グリッドのハーフィス・シャハリンは、ドライでのベストリザルトとなる4位に進出。3番グリッドのジョナス・フォルガー、8番グリッドのロレンソォ・バルダッサーリがトップ5入り。

19番グリッドのアレックス・リンスは、7位まで挽回。9番グリッドのシモーネ・コルシ、27番グリッドのマティア・パシーニ、25番グリッドのアクセル・ポンスがトップ10入り。

ウォームアップ走行で週末5度目の1番時計を記録したポールポジションのサム・ロースと2番グリッドのヨハン・ザルコは、ラスト4ラップに接触。両雄はコースアウトを喫して、ザルコは7番手まで後退。6位でフィニッシュしたが、レースディレクションから30秒のペナルティが科せられて22位。ロースは転倒後に復帰して21位。

4番グリッドのアレックス・マルケスは、4番手走行中の5ラップ目に転倒を喫し、25位で完走した。

チャンピオンシップは、総合1位のザルコが第5戦フランスGP以来となる0ポイントに終わったことから、総合2位のリンスとのアドバンテージが19ポイント差から10ポイント差に接近した。

2連戦の2戦目となる次戦サンマリノ&リビエラ・ディ・リミニGPは、ミサノ・ワールド・サーキット-マルコ・シモンチェリで9日に開幕、11日に決勝レースが行われる。

リザルト(www.motogp.com/ja/Results+Statistics/

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