プレスカンファレンス

シーズン16戦目の開幕を前日に控えた中、マルケス、ロレンソ、ビニャーレス、ドビツィオーソ、クラッチロー、ミラー、ヘイデンが共同会見に出席。

第16戦オーストラリアGPのプレスカンファレンスは20日、フィリップアイランド・サーキットのプレスカンファレンスルームで行われ、週末の主役たちが出席した。

前戦日本GPで2戦連続5勝目を挙げ、史上最年少で5度目のタイトル獲得に成功したマルク・マルケスは、「今の気分は最高だ。とてもリラックスしている。もてぎで決まるとは思っていなかったし、まだ3戦が残っている。終盤3戦を楽しもう。」

「本当に誰も期待していなかったと思う。レースはストレンジだった。タイトル獲得の祝福で声が潰れてしまったけど、もう大丈夫。チームはシーズンを通じて懸命に働いてくれ、彼らにはこのタイトルが相応しい。それに、ホンダのホームトラックで決めたから、彼らも喜んでくれた。さあ、今週末に集中しよう。」

「お気に入りのサーキット。毎年走行を楽しんだ。昨年のレースは信じられなかった。イアンノーネ、バレンティーノ、ホルヘとのバトルに競り勝った。今週末も、あのレース、あのリザルトを繰り返したいけど、天気予報によると、不安定な天気になりそうだから、難しいだろう。それに、ヤマハの2人とビニャーレスは速い」と、今週末の展開を予想。

総合2位との14ポイント差に挑戦することに気持ちを切り替えた総合3位のホルヘ・ロレンソは、「もてぎでの転倒は残念。残り5ラップで、表彰台を争い。総合2位に浮上するには十分だったと思う。アンドレア(・ドビツィオーソ)には早い段階で抜いてほしかったと言った。もし、そうなれば、転ばなかっただろう。とにかく、僕はプッシュして、フロントが閉じてしまった。状況は困難になってしまい、3戦しか残っていないけど、全てが可能だ。天候を確認しよう。」

「フィリップアイランドは、天候が良ければ、パーフェクトなトラックだ。走っていて最高なところだけど、冷え込み、風が強く、雨が降ってしまうと、まったく正反対になってしまう。幾つかのポイントは危険で、簡単に転んでしまうから、注意しなければいけない。天候が良くなることを願う。」

「ホンダは幾つかのトラックで良くなかったけど、マルクはライダーとして上位に進出するために、全力を尽くした。シーズンを通じて、多くのミスを犯さなかった。プラクティスでミスを冒しても、レースでのミスはルマンの1回だけ。シーズンを通じて、最も速く、安定していた、チャンピオンに相応しい」と、ライバルのタイトル獲得を祝福。

2月に当地で実施したオフィシャルテストで総合1番手に進出した総合4位のマーベリック・ビニャーレスは、「今週末の期待度は高い。フィリップアイランドは一番のお気に入り。グレートなレースだった日本GPの後で、僕たちはモチベーションが高い。」

「僕のライディングスタイトに上手く合う。天候を確認しないと。気温があまり低下しないことを願う。グリップを確認しなければいけないけど、それは全員が同じ条件」と、2戦連続の上位進出に挑戦することを宣言。

前戦で今季4度目の表彰台を獲得した総合6位のアンドレア・ドビツィオーソは、「日本GPの週末は良かった。特に決勝レース。スタートは良くなかったけど、体力とタイヤの温存を上手く管理でき、最後までグッドなスピードを維持することができた。表彰台に戻ることは、僕たちにとって重要だったから嬉しい。」

「昨年のフィリップアイランドは最悪のレースだった。今年は全く違う展開になることを期待する。バイクは昨年から進化した。それに、幾つかの分野の仕事に取り組み、上手く機能するようになった。僕のライディングスタイルと今年のタイヤから、上手く走れる自信がある」と、今週末の抱負を語った。

インディペンデントチームライダー部門の最高位となる総合7位に進出するカル・クラッチローは、「困難な序盤戦の後で信じられない。絶好調とは言わないけど、ものごとの進み方が嬉しい。もてぎではミスを犯してしまい、もしかしたら、それが原因で表彰台争いができなかった。フロントにハードタイヤを装着して、レース終盤に向けて、グッドな作戦があったから残念だけど、今週末が楽しみだ。」

「雨が降ってほしくない。僕たちだけでなく、ファンにとっても好天候に恵まれることを願うけど、天候は全員にとって同じ条件」と、コンディションにあまりこだわらないことを説明。

前戦の転倒リタイアを一掃して、状況を好転させたい地元出身のジャック・ミラーは、「本当にファンの応援は最高だ。それに優勝を挙げた後で、モチベーションが高い。みんな僕への期待が高すぎようだ。あの1勝だけでなく、シーズン全体を見てほしい。今、僕たちは優勝争いをするコンディションではない。」

「今シーズンは転倒する度に怪我を負ってしまうようだ。シーズン前に脚を骨折してしまい、オーストリアでは全てが上手く行くように思えたときに転んでしまい、背中と手を痛めてしまった。今の体調はだいだい良い。日本は手の状態を確認するのは適した場所ではないけど、フィリップアイランドはスムーズなレイアウトだから、僕のライディングスタイルに合い、ホンダも上手く適応するから、良い週末になることを期待する」と、ホームレースに期待。

負傷欠場するダニ・ペドロサの代役に指名され、8年振りに古巣から復帰することになったニッキー・ヘイデンは、「電話が入ったとき、直ぐに、10年前にタイトルを獲得したチームから復帰するグレートなチャンスだと考えた。レプソル・ホンダは、僕にとって『ドリームチーム』なんだ。夢が実現したチームだ。」

「今朝、ピットボックスでバイクを見たときは、感動的だった。ホンダとは長く良好な関係があり、現在所属するチームとスポンサーは、ここに来ることに何も問題はなかった。僕が長く所属したチームで、タイトルを獲得したばかり。このチームから参戦できることを誇りに思う。」

「僕たちがタイトルを獲得してから10年後、マルケスが素晴らしい仕事をしたと言わなければいけない。全てのポテンシャルを安定して発揮した。成熟し、頭脳的な走りで、チャンピオンの相応しい」と、レプソル・ホンダからの感動的な復帰とチームメイトとなるマルケスを称賛した。

Nicky Hayden, Marc Marquez, Repsol Honda Team, Michelin® Australian Motorcycle Grand Prix
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