決勝レース:日本GP勝者のルティが逆転優勝

好調ルティがキャリア初の2連勝、モルビデッリが3戦連続の表彰台。中上は5位。ザルコは12位、リンスは転倒リタイア。

第16戦オーストラリアGPの決勝レースは23日、フィリップアイランド・サーキットで行われ、総合3位のトーマス・ルティが優勝。前戦日本GPから2戦連続の4勝目、中量級で9勝目、キャリア通算14勝目を挙げ、総合2位に浮上した。

気温12度、路面温度34度のドライコンディションの中、ポールポジションのルティは、9番グリッドのフランコ・モルビデッリとの優勝争いを序盤から展開。最終ラップに抜かれたが、ゴールライン直前に逆転すれば、モルビデッリは0.010秒差の2位に入り、3戦連続6度目の表彰台を獲得。

4番グリッドのサンドロ・コルテセは、0.530秒差の3位に入り、昨年10月の第15戦日本GP以来、今季初めての表彰台を獲得。8番グリッドのロレンソォ・バルダッサーリ、12番グリッドの中上貴晶、6番グリッドのジョナス・フォルガー、13番グリッドのシモーネ・コルシ、18番グリッドのアクセル・ポンス、11番グリッドのマンセル・シュレッター、7番グリッドのチャビ・ビエルゲがトップ10入り。10番グリッドのヨハン・ザルコは12番手。

2番グリッドのマティア・パシーニは、3番手走行中のラスト3ラップに今季15度目の転倒。15番グリッドのアレックス・リンスは、6番手走行中の7ラップ目に今季10度目の転倒。3番グリッドのサム・ロースは、3ラップ目に週末4度目、今季26度目の転倒。14番グリッドのアレックス・マルケスは、2日目の転倒が影響して欠場した。

チャンピオンシップは、総合1位のザルコが4ポイントを加算したが、総合2位に浮上したルティが22ポイント差に接近。

次戦マレーシアGPは、セパン・インターナショナル・サーキットで28日に開幕、30日に決勝レースが行われる。

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