第17戦マレーシアGPの決勝レースは30日、セパン・インターナショナル・サーキットで行われ、総合7位のフランセスコ・バグナイアが独走で優勝。第8戦TTアッセン以来、キャリア2勝目を挙げ、総合3位に浮上した。
気温32度、路面温度40度のドライコンディションの中、スタート直後から多重クラッシュが多発。ポールポジションのブラッド・ビンダーをはじめ、2番グリッドのホルヘ・ナバーロ、4番グリッドのロレンソォ・ダッラ・ポルタ、8番グリッドのホルヘ・マルティン、10番グリッドのアロン・カネト、12番グリッドのフィリップ・エッテル、14番グリッドのジョアン・ミル、13番グリッドのニコロ・ブレガ、16番グリッドの鈴木竜生、19番グリッドのファビオ・ディ・ジャンアントニオ、21番グリッドの佐々木歩夢ら16名が転倒。
14ラップ目の15コーナーで31番グリッドのマリエ・エレーラが転倒を喫したことから、レースディレクションは赤旗を提示。13ラップ終了時点の順位が適応され、ウォームアップ走行で週末2度目の1番手に進出した3番グリッドのフランセスコ・バグナイアが優勝。
15番グリッドのヤコブ・コーンフィールは、7.108秒差の2位。昨年8月の第12戦イギリスGP以来、自己最高位タイを獲得すれば、7番グリッドのボ・ベンスナイダーは、7.253秒差の3位。第12戦イギリスGPに続き、参戦1年目で2度目の表彰台を獲得。
9番グリッドのファビオ・クアルタラロは4位。11番グリッドのアンドレア・ロカテッリ、27番グリッドのマルコス・ラミレス、5番グリッドのガブリエル・ロドリゴ、30番グリッドのカイルール・イダム・パウイ、23番グリッドのリビオ・ロイ、30番グリッドのダーリン・ビンダーがトップ10入り。
公式予選で連続の転倒を喫した尾野弘樹は、ウォームアップ走行に参加したが、転倒が影響して出走をキャンセル。
チャンピオンシップは、欠場した総合2位のエネア・バスティアニーニが欠場、総合3位のナバーロ、総合4位のブレガ、総合5位のミル、総合6位のディ・ジャンアントニオが転倒リタイア。優勝を挙げた総合7位のバグナイアが3位に浮上した。