最高峰クラスのプライベートテスト1日目は23日、来年4月に第4戦スペインGPを開催するヘレス・サーキットで実施。8チーム15名が参加。最高峰クラス7年目で自己最高位となる総合10位に進出したエクトル・バルベラがトップタイムをマークした。
スーパーバイク世界選手権に参戦する5チーム9名と共に合同テストを実施。ドライコンディションの中、ドゥカティ・コルセから2016年型のファクトリーマシン、デスモセディチGP16が先週のオフィシャルテストから投入されたバルベラが今年4月の第4戦スペインGP公式予選2で記録した9番時計(1分39秒742)を非公式ながら更新すれば、デスモセディチGP14.2からデスモセディチGP15に乗り換えるロリス・バスは、公式予選1で記録した2番時計を上回り、0.192秒差の2番手に進出。
10年前の2006年に125ccクラスでタイトル獲得に成功した古巣に7年ぶりに復帰するアルバロ・バウティスタは、デスモセディチGP16への適応を進めて、0.248秒差の3番手に入れば、スーパーバイク世界選手権から復帰するカレル・アブラハムは、デスモセディチGP15の性能を確認しながら周回を重ねて、0.870秒差の10番手。
ホンダのファクトリーライダー、マルク・マルケスとダニ・ペドロサは、オフィシャルテストでテストプログラムを消化したから、プライベートテストの日数を考慮して、予定していた今回のテストをキャンセル。来週、昨年1月に骨折した右脚の再手術(プレートの除去)を予定するファクトリー契約のジャック・ミラーが、テストライダーの青山博一と共に招集されて、2016年型RC213Vの開発作業に着手。
スズキは、オフィシャルテストで背中を強打したアレックス・リンスの代役として、テストライダーの津田拓也が、GSX-RRへの乗り換えに取り組み、最多の68ラップを周回したアンドレア・イアンノーネと共にテストを実施。
アプリリアは、オフィシャルテストの1日目に転倒を喫して2日目の走行を見送ったサム・ロースがテストを戻ったが、9コーナーで転倒を喫して、33ラップの周回に止まった。
KTMは、ヤマハ発動機との契約が残っているポル・エスパルガロに代わって、テストライダーのミカ・カリオを招集。ブラッドリー・スミスと共に今年最後のテストを始めた。
ヤマハ勢のモビスター・ヤマハ・MotoGPとモンスター・ヤマハ・テック3は、23日から2日間のプライベートテストをセパン・インターナショナル・サーキットで開始。バレンティーノ・ロッシとマーベリック・ビニャーレス、ヨハン・ザルコとジョナス・フォルガーがオフィシャルテストから始めたテストプログラムに取り組んだ。
プレイベートテスト1日目 1. エクトル・バルベラ (ドゥカティ): 1分39秒614 (64ラップ) 2. ロリス・バス (ドゥカティ): 1分39秒806 (55ラップ) 3. アルバロ・バウティスタ (ドゥカティ): 1分39秒862 (52ラップ) 4. スコット・レディング (ドゥカティ): 1分40秒085 (55ラップ) 5. アレイシ・エスパルガロ (アプリリア): 1分40秒086 (45ラップ) 6. ミケーレ・ピロ (ドゥカティ): 1分40秒092 (49ラップ) 7. アンドレア・イアンノーネ (スズキ): 1分40秒149 (68ラップ) 8. ジャック・ミラー (ホンダ): 1分40秒340 (48ラップ) 9. ダニロ・ペトルッチ (ドゥカティ): 1分40秒432 (58ラップ) 10. カレル・アブラハム (ドゥカティ): 1分40秒484 (59ラップ) 11. ミカ・カリオ (KTM): 1分41秒889 (56ラップ) 12. 津田拓也 (スズキ): 1分42秒003 (67ラップ) 13. ブラッドリー・スミス (KTM): 1分42秒362 (49ラップ) 14. 青山博一 (ホンダ): 1分42秒531 (68ラップ) 15. サム・ロース (アプリリア): 1分43秒021 (33ラップ)Very happy about today✊????! Muy contento con el día de hoy✊????! #mv25 #25gang #mvk pic.twitter.com/nY5L2ayVxd
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