第7戦カタルーニャGP~ロッシが7年ぶりの優勝

2016年のシーズンリキャップ第7弾は、総合3位のロッシが2009年以来となる優勝を挙げた第7戦カタルーニャGP。

第7戦カタルーニャGPは、欧州で最も美しい街のひとつと称されるバルセロナ郊外に位置するバルセロナ‐カタルーニャ・サーキットで開催。初日の中量級フリー走行2でルイス・サロンが不慮の事故により他界。2日目にコースの一部が変更された後、第4戦スペインGPで優勝を挙げた総合3位のバレンティーノ・ロッシが再びスペインで優勝。最高峰クラスで88勝目、当地で2009年以来7年ぶり10勝目、キャリア通算114勝目を挙げ、ポイントリーダーとのギャップを37ポイント差から22ポイント差に接近させた。

前戦イタリアGPで2位を獲得した総合1位のマルク・マルケスは、シーズン3度目のポールポジションから前戦を再現するように優勝争いを展開。2戦連続の2位、シーズン5度目の表彰台を獲得した後、パルクフェルメでロッシと優勝争いを称え合った。

3戦連続の4位に進出した総合4位のダニ・ペドロサは、ホームレースでシーズン2度目の3位表彰台を獲得すれば、総合2位のホルヘ・ロレンソは、総合9位のアンドレア・イアンノーネに後方から追突され、シーズン2度目の転倒リタイアを喫し、10ポイント差の総合2位に後退した。