規則改正~ペナルティポイントの廃止

懲戒規則が一部改正され、13年に導入されていたペナルティポイントのシステムが廃止されることが決定。

FIM国際モーターサイクリズム連盟は29日、同連盟、IRTA国際レーシングチーム連盟、MSMAモータースポーツ製造者協会、ドルナスポーツの代表者たちで構成されるグランプリコミッションが3月25日に開幕戦カタールGPが開催されたロサイル・インターナショナル・サーキットで会合を開き、技術規則及び競技規則、懲戒規則に関して、次のように決定したことを発表した。

技術規則 (即時施行)
Moto2™クラス及びMoto3™クラスのマシン構成素材 Moto2™クラス及びMoto3™クラスを構成するパーツの素材に関して、チタン製のパーツの使用禁止がシャーシ全体に拡大され、スイングアーム、サスペンション、ハンドルバー、スイングアームスピンドル、ホイールスピンドルを含めて禁止されることになり、ホイールスピンドルは軽合金の使用も禁止される。

競技規則 (即時施行)
ピットレーンの安全
従来、MotoGP™クラスのフラッグ・トゥ・フラッグ及び公式予選1と公式予選2において、ピットレーン上で作業するチームスタッフの人数は4名に限定され、それぞれがヘルメットの装着が義務されていたが、チームからの提案により、公式予選1と公式予選2において、人数は最大で6名までが許可される。各自のヘルメット装着義務に変更はなく、決勝レース時のフラッグ・トゥ・フラッグにおいて、人数の変更はない。

懲戒規則 (即時施行)
ペナルティポイント
FIM MotoGPスチュワードが多くのペナルティオプションを所有することを考慮し、ペナルティポイントは必要ではなくなり、グランプリのペナルティポイントは、ペナルティのリストから除外される。